PBPを完走する技術(Day2 Villaines-la-Juhel〜St-Nicolas-du-Pélem)

こんにちは、shuheiです。

PBP走行編、今日はDay2。Stage3からStage6の中盤までです。

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それでは本日もよろしくお願いします。

Stage3 いよいよPBP本番へ

8/21月曜日、時刻は5:41。8/20 19:00にスタートをして202kmを走り、およそ10時間40分が経過していました。仮眠を1時間以上取ったことを考えると自分の中では国内ブルベではなかなか考えられないタイムを叩いていました。少なくとも過去最速で200kmを走っていたと思います。

PBP2023は1,225kmを90時間で走ります。折り返しであるブレストは604kmでクローズタイムがスタートから40時間19分と通常の600kmブルベと遜色ないタイムで走って折り返す必要がありました。

PBPは通常夜スタート。一般的な600kmブルベが一晩しかないことを考えると、ブレストに到着するまでに普通の脚力の人で二晩越さなくてはならない為、むしろ通常の600kmブルベより若干タイム感が厳しい設定となっています。

 

コントロール1、ヴィレンヌを出るとそこから本格的なアップダウンが始まりました。

斜度も少しきつめの坂が増えて来て、今までのように数キロ緩やかに登って緩やかに降るような道ではなく、明確にアップダウンが続くような道になりました。

 

トレインもまばらになり、たまに足の合う集団もあるのですが、登りで突き放されてしまう為、ここから当分単独走となりました。

ヴィレンヌから30kmほど走った先に、かなり大掛かりな私設エイドがありました。

朝食をおざなりにしていた為、10分ほど滞在して朝ごはんとコーヒーをいただきました。

個人でやっていそうな小規模なエイドはいくつかあったものの、WPに近い規模のエイドは全体通して数箇所しかなかったように思います。

 

7時を過ぎるとようやく太陽が登って来て朝が来ます。

PBP初めての朝です。

 

出走前にどなたかのYouTubeで見かけた綺麗な街並み。あまり余裕はないものの、足を止めて写真撮影。

朝になると町のカフェが開く為、多くのランドナーが立ち寄っていました。

僕はそんな余裕がなくひたすら前へと進みます。次回チャンスがあればこんな優雅なモーニングを楽しみたいですね。

Fougères 292km 8/21 9:50

かなり大きな街にやってきました。

PBP出走して以来の大きな街で、10時近い時間になると都市部のように車がひしめき合っていました。

 

Fougères(フジェール)のコントロールもなかなか広く、サインをもらうコントロールとレストランが別の建物で100m近く離れた建物にあったり、集まっている人数もかなりの規模でした。ルデアック、ブレストについで3番目に規模が大きかったかも。

 

PBPのコントロールでは多くが学食スタイルのレストランと、売店スタイルのカフェの2種類があります。たいがいカフェの方が列が短く比較的短時間で買い物ができるのですが、ここフジェールではカフェも非常に列が長かった為、街の規模も大きかったこともあり、コントロール付近のお店で食事をすることにしました。

そこで立ち寄ったのがこちらのパン屋。

パティスリーにも見えますが、PBP名物サンドイッチジャンボンを買って走りながら食べることにしました。

 

Stage4 タンテニアックへ

予定より2時間近く早くフジェールを後にしました。しかしこの貯金はゆとりを生むためのものではなく、睡眠時間にあてるためのもの。当初の予定では今夜も90分ほどしか眠れないので、ここで作った貯金で睡眠時間を増やそうという作戦です。

 

ひとつ誤算だったのは日中の暑さ。

国内での情報収集ではとにかく夜の寒さで、最低気温を10度を下回る可能性すらありました。日中の暑さも30度を超えることはあまり想定しておらず、基本的には暖かい格好で日中の暑さは多少我慢する戦略でした。

しかし、日中の気温は30度を軽く超える暑さ。モンベルのスーパーメリのウールEXPではさすがに暑すぎたのです。

 

先ほど購入したサンドイッチを食べながら、汗で流れ出た水分をボトルから補給しながら、それなりの強度で走っていると段々と自分の胃腸が弱っていくのがわかりました。

長めの坂を登り切った先にはだいたい町があります。

そして町中のヒルクライムの先には大きな教会があるので、教会が見えたらあと一息となるのがPBPの常でした。

 

フジェールを出て2時間後、町に入ったすぐにパン屋があったのでそこでオランジーナ休憩を取りました。時刻は11時。フランスでこの時季最も暑くなるは15時〜17時くらいなので先が思いやられます。

Tinténiac 353km 8/21 13:25

Tinténiac(タンテニアック)に到着しました。この時点でおよそ2時間も予定より早く到達できていました。今夜はなかなか贅沢に眠れそう。

ただそうは問屋がおろさなかったのです。

 

東京ほどではないにしろ、やはり暑さが非常に堪える時間帯となっていました。

タンテニアックからWPのケディヤックまでおよそ25km。

このあたりからアップダウンもいっそう厳しくなっていきました。斜度も時々7〜8%を超え、国内の峠道と遜色ない登り方をしなくてはならなくなっていました。

 

しかし、そこで先月7月に実施していたSR600 Fujiの経験が活きます。

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今も辛いが、あの時はもっと疲弊して足も回らなくなっていた。そんなことを思い出しては、まだ余力があると安心できると精神的には非常に楽でした。

 

それでも暑さや胃腸の不調にやられてしまい、とうとう足をついてしまいましたが、SR600で学んだこと、それは激坂は歩いた方が進めるし休憩になるということ。

近くを走っていた日本人ランドナーの方に心配をさせてしまい「いっそのこときちんと休憩した方がいいですよ」と助言をいただきました。

ですが、歩きながらでも進むことで休憩をしながら距離を縮められる、なおかつ激坂を体力を使うことなく越えられる一石三鳥の考え方ができていました。

 

しかし徐々に走ることと食事をして消化することを同時にできなくなっていることにも気づきました。消化が済むまではパワーを抑えめにして少し時間をかけながらWPのケディヤックに到着しました。

Quédillac(ケディヤック)はコントロールではないので、当然立ち寄る必要もないのですが、先ほどのダメージを少しでも解消する為、またなるべく立ち止まって補給をする為に立ち寄りました。

これまで意識していませんでしたが、テントの奥に充電スペースを発見。

トップチューブバッグにはまだ10,000mAhのモバイルバッテリーが1/4以上残っていた為ここでは当然スルーしました。

そういえばここケディヤックはイタリアのドロップバッグがあるポイントでした。

多くの国がルデアックをドロップバッグの拠点としていたのでこれはなかなか意外でしたね。

 

ここまで来ればあとはドロップバッグが置かれているルデアックまで60kmを切っています。まだまだ暑い時間は続いていましたが、食事の消化も済みだいぶ落ち着いてきたので先を急ぎます。

時刻は15:53。378km地点でスタートから21時間が経過しようとしていました。

Stage5後半 ルデアックへ

まもなく400kmを過ぎようという頃。ルデアックはスタートから435km地点のコントロールです。

過去のデータを見ているとルデアックに24時間以内で到着できていればPBP完走がだいぶ見えてくるというラインです。ただ僕は国内の400kmブルベでも24時間を切れるようになったのはかなり最近のことだったので、当初の想定では良くて25時間、悪くて27時間程度かかると考えていました。

 

ですがやはり想像以上に信号がないこと、アップダウンはあるものの下りでそれなりに稼げるということ、比較的追い風であることが後押しとなって結果的にルデアックを24時間以内に到着するという目標を達成することができました。

Loudéac 435km 8/21 18:49

およそスタートしてから24時間が経過しました。ようやく全行程の1/3ほどが進行しています。

このコントロールではドロップバッグから着替えと備品の入れ替えを行い、着替えをしてすぐに出発の予定です。

 

何度か言及していますが、当初はもっと寒いことを想定していたので、この時点で着替えもかなり厚着のものに着替えることになります。

モンベルのスーパーメリノウールEXP.をインナーに、CCN Japanの冬用のフリースジャージを着込むつもりでしたが、当然そんな服装だとこの時間の暑さにやられてしまいます。

 

ドロップバッグから取り出したのはほとんどが防寒対策のもの。

  • フリース
  • フリースジャージ(ウェア交換)
  • フリースロングビブ(ウェア交換)
  • モンベルスーパーメリノウールEXP.ロング(インナー交換)
  • モバイルバッテリー10,000mAh(空っぽのものと交換)
  • Gaciron V9SP-1260(片方だけ交換)

ただ交換をした現時点で気温はまだ30度前後はありそうなので、フリースとインナーは着ずにフリースジャージと反射ベストだけで走り出すことにしました。

サドルバッグにも収納できそうでしたが、出し入れに時間がかかってしまいそうだったので急遽所持していたアタックザックにレインウェアとインナーを入れて持ち運ぶスタイルに変更。これくらい軽い荷物ならザックに入れて背負ってもそんなに負担にならないはずです(そもそも着ることを前提とした装備ですしね)。

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そして日本では飲んだことのない胃薬を飲んで復活を祈ります。まだ2日目、こんなところで弱るわけにはいかないのです。

シークレットコントロール Canifuel 476km 8/21 22:20

ここまで来れば、今日の残りの行程は46km、2時間半かからないくらいで仮眠所のあるサン=ニコラ=デュ=ペルムに到着する予定です。

あと10kmほどで到着かという辺り、何やら人が集まってアーチもあり「大掛かりな私設エイドかな?」と思っていたらなんとCanifuel(カニユエル)という町のシークレットコントロールでした。

シークレットコントロールは事前に告知がないクローズ時間も設定されていないコントロールのことで、ここをスルーしてしまうと完走したとしても認定を受けることができません。

過去2回の傾向ではWPがシークレットに設定されることが多かったのですが、WPは立ち寄らなくてもよいという性質上、間違えてスルーして認定を受けられなかった人が多く、大会運営側が配慮したのかな?と推測しましたがどうなんでしょう。

St-Nicolas-du-Pélem 482km 8/21 22:42

シークレットも無事通過し、20分ほどでサン=ニコラ=デュ=ペルムに到着。

アップダウンも比較的少なめで気温も下がって来ていた為すんなりと辿り着いた印象です。それくらい日中の気温がキツかった……。

 

出発は翌日2時半ごろ。3時間も仮眠が取れることとなりました。

ここの仮眠所はブランケットはもらえませんでしたが、暖房が効いていて非常に暖かい環境でした。

ブルベ中3時間も睡眠が取れるなんてほぼ天国ですね。

 

持参していたアイマスクと耳栓を付けて、翌日2時まで眠ります。

 

今日はこのあたりで。

PBPを完走する技術(Day1 Rambouillet〜Villaines-la-Juhel)

こんにちは、shuheiです。

とうとうPBP出走です。

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それでは本日もよろしくお願いします。

Rambouillet 0.0km 8/20 19:00

ここから1,200kmの旅路が始まります。

まずはStage1Rambouillet(ランブイエ)からMortagne-au-Perche(モルターニュ=オー=ペルシュ)までの120kmです。

どれだけ長い道のりであってもまずは目先の目的地へ時間内に到着すること、これを4日間ずっと繰り返すことでゴールを目指します。

「いつも通りのことをいつも通りに」をモットーに遠くを見ず足元だけを見て進みます。足元だけを見ていられるように、全体の走行スケジュールは既に日本で作成済みです。疑うことなく着実にこなしていくスタイルです。

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パック & トレイン

PBPはアップダウンが延々と続くコースであることは事前情報で持っていましたが、スタートから200kmくらいはそのアップダウンも比較的緩やかで、見ようによっては平坦と勘違いできるような傾斜がほとんどでした。

その為、この区間は僕程度の脚力であってもトレインやパックについていくことができました。写真の赤いジャージの集団はデンマークのチームのようです。このチームにおよそ60kmほどついていくことで区間速度25km/hという国内ブルベだとかなりの速度感で進むことができました。

事前情報の通り、信号がまったくないことも後押しとなっています。

時間は19:42ごろ。サマータイムが導入されていることもあり、日本よりも太陽の動きが2時間半くらい遅いイメージです。まだまだ全然明るい。

私設エイド

道中はこういった私設エイドがいくつか点在しています。

ここでは水をいただきました。思っていたより気温が高く、20:45のこの時点でダブルボトルの片方が残り100mL程度になっていました。

そしてこの時間なのにまだ夕方みたいな明るさ。

最初の休憩ポイント

スタートしてから60kmほど、時間は21:20くらい。

ここで10分ほど足を止めて休憩を取りました。体力的にも精神的にも全然進めるくらいの元気があったのですが、疲れる前に休憩を取ることにしました。

フランスの田舎道は本当に信号がなく自分の意思で止まろうと思わない限り足を止める場所がありません。

この時点で高速トレインに乗っているわけでもなかったので心置きなく休憩が取れたのは良かったかなと思います。

 

だいぶ暗くなって来ました。

Mortagne-au-Perche 120km 8/21 0:12

予定よりも40分ほど早く最初のウェルカムポイント(WP)、モルターニュに到着できました。

ここはWPなのでブルベカードへのサインは不要ですが、食事、補給、仮眠ができる施設です。

食堂の様子ですが、思いの外混んでいません。まだスタートして120km、速い人で4時間程度で来れる施設なので、まだ利用者が多くないのでしょう。

 

まだ早い時間ではありましたが、ここで10分ほど仮眠を取ることにしました。

想定よりも早く到着できているということと、眠たくなってからでは遅いので、眠くなる前に対処すると考えていたからです。

食堂内な温かく、10分程度ならブランケットなども必要なく仮眠が取れました。仮眠前にホットコーヒーでカフェインを入れておくことで目覚めをすっきりさせます。

施設内には補給食のほかウェアや靴なども販売されていました。

最終的に滞在時間40分でここのポイントを後にします。

Stage2 最初のコントロール

モルターニュを後にし、83km先のコントロールVillaines-la-Juhel(ヴィレンヌ=ラ=ジュエル)を目指します。

数キロほど単独走をしていたところ、後ろから大集団がやってきました。速度感としては平地で30km/h前後のちょうど良さそうなパック。

ジャージを見ているとルデアックと書いてあるようでした。ほとんど地元のような人たちの集団。これは乗っておこうと後を追います。

このあたりもまだそこまでアップダウンはキツくなく、ついていくことにあまり無理は感じていませんでした。

 

パックを降りるのがもったいなかったので途中休憩を考えていた地点もスルーし、想定より1時間以上早く、予定よりも1時間半も早いタイミングでヴィレンヌに到着することになりました。これは本当に嬉しい誤算でした。

Villaines-la-Juhel 202km 8/21 4:08

とうとう最初のコントロールに到着しました。

忘れないうちにブルベカードにサインをもらって食堂の様子を見に行きます。

なるほど、これがPBP名物のレストラン渋滞か……。

確かにこれに並んで会計をして食事して、なんてやっているとそれだけで1時間近く消耗してしまいそうです。

一旦ここは諦めて先に仮眠所に行くことにしました。

 

ヴィレンヌでの予定していた仮眠時間は1時間ほど。

スタッフに5ユーロを支払い起床時間を伝えると、子供がブランケットを持って仮眠所まで案内してくれました。

この仮眠所は暖房も効いていて非常に快適な仮眠所で、写真のようなマットが15台ほど置かれていました。利用していたのはだいたい半分くらいだったように思います。

仮眠時間としては1時間なので非常に短いですが、出走当日昼過ぎまでホテルで寝ていたし、モルターニュでも仮眠を取っているので大丈夫でしょう。

 

時間になるとまたボランティアの子供が起こしにきてくれました。年齢的には小学校中学年くらいの子でしょうか。こんな遅くまで本当にありがたいです。

 

さて、ここからが本番です。

まだ走行距離は200kmほど。普段のブルベだとひとつのチェックポイントとなるような距離ですが、PBPはまだまだ長い。

次回Day2はStage3からです。

それでは今日はこのあたりで。

PBPを完走する技術(出走前夜)

こんにちは、shuheiです。

2023年8月、フランスでブルベ最高峰のイベントParis-Brest-Paris Randonneur 2023(PBP)が4年ぶりに開催されました。

4年に一度だけ開催される特別なブルベ、この第20回という記念すべき大会に出走してきました。

 

初めてのヨーロッパ、初めてのフランス、初めての海外ブルベ、初めての海外輪行と本当に初めてばかりの旅でしたが、本当に楽しい旅でした。

 

それでは本日もよろしくお願いします。

PBPについて

フランスのパリ郊外の町、ランブイエからブレストまで往復する1,200km90時間以内で走り切る自転車のイベントです。

これに出場する為には2022年11月から2023年6月までの間に200km300km400km600kmのブルベを最低一回以上時間内に走り切り、Super Randonner(SR)の称号を取得していなければなりません。

 

今年度、初めてSRを取得し、初めてPBPに出走します。

出国前夜

8/17木曜日、翌日のフライトに備え、羽田空港付近のホテルに前泊し、翌朝8/18金曜日午前6時にホテルからのシャトルバスで羽田空港第3ターミナルに到着しました。

この日は直行便乗継便含め、PBP参加者がパリ入りするにはほとんど最後のタイミングだった為、空港内でもバイクケースを抱えた人をたくさん見ました。恐らく50人以上の日本人がバイクケースを抱えてフライトを待っていたのではないでしょうか。

出国

バイクケースと預け荷物であるバルトロを預け、保安場で手荷物と身体検査を受けてフライトまで準備完了。

手荷物に入れたモバイルバッテリーは総量50,000mAh、フロントライト4本も含めると70,000mAh近く。何か指摘されるかなと思いましたが何事もなく通過できました。

また、預け荷物に入れたチェーンオイルは危険物と見られる可能性があった為、メーカーの安全データシートを印刷してきたもののこちらも完全スルーでした。

あまりの自転車の多さに空港内もバタついていたのかもしれません。

事前申告のない自転車は別便で送らないと貨物室に入りきらないかもしれないという発言もあったと言われています。確かにANAでは三辺203cm以下の荷物については事前申告も追加料金もなく預け入れができたはずです。想定を超えるバイクケースの量だったのでしょう。

 

かくして14時間もの空の旅を経て、8/18金曜日16:50シャルル・ド・ゴール空港に到着。

予約していたタクシーとなかなか合流できず、予定より3時間も遅れてオテル・キリヤード・サン・カンタン・アン・イヴリーヌに到着。

時刻は21時前でしたがまだ辺りは薄明でした。さすがフランス。

前日受付

8/19土曜日、時差ボケもあってか朝6時に起きてしまいました。

ホテルの朝食はパンを中心としたフレッシュなメニュー。

軽く腹ごしらえをしてからバイクの組み立てを始めました。

 

僕のバイクケースは横幅が狭く、リアディレイラーを外す他、シートポスト、ペダルはもちろんハンドルも外した状態でパッキングされています。

それらを丁寧に組み上げていきました。事前にショップでレクチャーを受けた通りの手順と各種気をつけるポイントを意識しながら。

シートポストは外す前にテープでマーキングをして高さがズレないように、ハンドルも角度がわからなくならないようにテープでマーキングし、それに沿ってステムに当てがって締め上げます。

海外輪行は初めてでしたが、飛行機輪行は何度も実績があった為、リアディレイラーの取り付けも手慣れたものです。

10時30分のランブイエ公園の国立羊小屋を目指します。

ホテルから一番近いトラップ駅からN線を利用してランブイエ駅へ。N線は自転車を分解したり輪行したりせずそのまま持ち運べます。

すでに数名のランドナーが乗り込んでいました。

20分ほどの鉄道旅を楽しんだらランブイエ駅に到着です。

 

到着した駅には無数のランドナー達がランブイエ公園に向かって走り出す準備をしていました。その中で何人かの日本人が先導してくれていたのでくっついて行かせてもらうことにしました。

自転車でおよそ3kmほどで事前受付会場に到着。

事前受付会場に着くと一人の女性が声をかけてくれました。

「アナタは日本人?」そうですと答えると、笑顔で「ついて来て」と言っています。あの髪の長い彼が日本語を話せるからそこに並ぶといいよと教えてくれました。

 

日本で印刷してきたエントリーシートとパスポートを見せると、ブルベカード公式反射ベスト公式記念ジャージフレームバッジフロントゼッケンヘルメットゼッケンを持って来てくれました。

受付の建屋から出るとそこではブレストまでの案内看板のレプリカと記念のドリンクボトルをもらいました。

 

早速反射ベストを着てみます。

国内でも時々このベストを着たランドナーと一緒にブルベに参加していましたがとてもまぶしく見えたものです。そのベストを今自分が着ていると思うと非常に感慨深いものがありました。

サン・カンタン・アン・イヴリーヌへ

ランブイエ駅のレストランで早めの昼食を摂り、一旦ホテルに戻りました。

自転車を置いて、明日のドロップバッグの準備をして、出走に不要なバイクケースやザックなどを友人に預ける為にサン・カンタン・アン・イヴリーヌのハイパーモールに向かいます。

今回日本から応援に駆けつけてくれた友人に荷物を渡し、早めにホテルに戻りました。時間は18時ごろ。

まだそんなに夜も遅くありませんでしたが、今夜は出走前夜。体を休める為に早めに眠りに付きました。

 

この頃、僕はまだあまり実感が湧いていませんでした。

 

ここまでスケジュール通りのことをスケジュール通りにこなしているだけ。受付会場では日本人の記念撮影などもあったようですが、事前に決めた予定と合わない為パスしました。

反射ベストに腕を通した時は少し感動しましたが、まだこれから1,200kmを走るということにピンと来ていなかったのです。

それは程よい緊張感とリラックスの中間にいるような、なんとも不思議な感じで異国を感じながらも全然浮かれていないどこか冷静な自分がいたのです。

 

ドロップバッグ預け入れ

翌日、8/20日曜日。午前9時半にタクシーでベストウェスタン・パリ・サン・カンタンへドロップバッグを預けに行き、そのままホテルに戻り二度寝

ドロップバッグは以前記事で紹介したものをそっくりそのまま放り込んでいます。

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あとは15時に目覚め、17時に会場入りするだけの状態でした。

16時前にホテルを出て今回はサン・カンタン・アン・イヴリーヌ駅方面へ。

日曜ということもあってあまり飲食店は開いていませんでしたが、バーガーキングが開いていたのでそこで昼食と夕食の二食分を買って会場入りすることにしました。

よくマクドナルドは世界共通の味と言われていますが、バーガーキングも日本で食べるものとほとんど同じ味だったように感じました。

 

そして17時。

ついにランブイエ城スタート付近に辿り着き、スタート時間の19時を待つだけとなりました。

いまだに実感はありません。

 

それでは今日はこの辺りで。

PBPの準備をする技術(カメラ編)

こんにちは、shuheiです。

わかってます。PBP準備記事で最も期待されていない記事、カメラ編です。

ここ、カメラを買う技術ブログはカメラは全ての趣味に通ずるをモットーに記事を書いています。

そんな僕がフランスのパリからブレストまで片道600km、往復1,200kmの旅をするにあたって、どのような撮影戦略を立てているのか、ぜひ最後までご覧になってください。

それでは本日もよろしくお願いします。

Nikon Z 6 + NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

まずこちらはメイン機。24mmの広角から200mmの望遠まで抜ける普段メインとして使っている組み合わせです。

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もちろんフランスという広大な土地を切り取るには24mmでは足りない場面があるかもしれませんが、今回は荷物を最小限にする為、レンズは1本だけとしています。

こちらで重量が約1,245g。軽めのリムブレーキ用ホイールの前後重量くらいですね。

RICOH GR III Diary Edition

こちらはPBPの為に導入した高級コンデジRICOH GR IIIです。

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軽量コンパクトでありながらAPS-Cイメージセンサーを搭載した完璧で究極のスナップカメラです。重量は257g。アルミのシートポストくらいの重さです。

ブルベ中の撮影

正直そんなゆとりがあるかわかりませんが、シャッター切れなかった後悔は無駄な荷物を背負ってしまった後悔よりも大きいのです。今回はGR IIIをバッグポケットに忍ばせ、可能なかぎり撮影をします。

聞いた話によると写真は往路で撮ったほうがいいのだとか。なんでも復路はすでにそんな気力がないそうです。わかる。

観光中の撮影

前日の受付含め、観光の時はZ 6で撮影をします。

ただ、Nikonのカメラは世界では高級品ですので、ペンタ部のロゴをパーマセルテープで隠しておきます。

その他アクセサリ

今回は特に大掛かりな撮影は考えていないので、基本的なケア用品くらいしか持って行かない予定です。

ブロワー、パーマセルテープ、センサークリーナー、予備バッテリー、レンズペン、予備SDカード。

 

一応小型三脚を持っていこうかなと考えていますが、記念撮影とかで三脚を据えて撮影していたらそのまま持って行かれてしまいそうなのであまり出番はないかもしれません。

他のPBP参加者らしき日本人がいたら声をかけて撮ってもらうくらいしかできないかも。

まとめ

今回の主目的は撮影ではなくあくまでPBPの完走です。

撮影はついでにゆとりがあればできればいいやくらいに考えているのであまり大掛かりな装備にはなっていません。

また、空輸時は機内に手荷物として持って入ります。預け荷物でロストしてしまったり盗難にあったり、破損してしまったら困るので。

PBP関連記事で最も需要がないことはわかっていますが、のちに振り返った時にどのように考えて装備を厳選したのかわかるように備忘録的に記事を公開します。

それでは今日はこの辺りで。

PBPの準備をする技術(ドロップバッグ編)

こんにちは、shuheiです。

PBPは1,200km90時間の往復の旅で、スタート地点のランブイエから430kmほど行った先、ルデアックドロップバッグを配置することができます。

これによって重たい荷物を持たずにルデアックで荷物にアクセスでき、不要な荷物とこれから必要になる荷物とを入れ替えたり、着替えをしたりすることができます。

今回はそのドロップバッグの中身を見ていきます。

それでは本日もよろしくお願いします。

ドロップバッグサービス

今回はグッディスポーツドロップバッグサービスを利用することにしました。

規定では荷物のサイズが50×50×30cm以内に収めなくてはなりません。

また、パリまではザックに入れて運ぶので小さくなるものを用意したかった為、今回はハピタス折りたたみボストンLをドロップバッグとして使用します。

横幅が55cmと少し大きいのでパンパンに詰め込まないようにしないといけませんが、折り畳んだ時に20cmくらいの正方形の大きさになり、持ち運びがしやすかったのでこちらを選びました。

 

この中に往路430km、復路780km地点で取り出すものを詰めていきます。

ウェア関連

ウェア編で紹介した1回目の着替えと2回目の着替えを入れます。

また、防寒用の予備としてフリースとサドルバッグに入れるユニクロウルトラライトダウンが濡れてしまった時の為に、もう1着ダウンを入れておきます。

www.uniqlo.com

またどのタイミングで交換するかはわかりませんが、グローブも1セット入れておきます。おそらく復路ルデアックで交換することになるかな。

バッテリー関連

トップチューブバッグにAnker10,000mAhを1本常備する為に、ドロップバッグの中には2本の10,000mAhを入れておき、出発のたびに入れ替えます。おそらく電力が枯渇することはないと思いますが、念の為です。

また、20,000mAhを1本入れておき、ルデアック滞在中の充電はこの20,000mAhに任せます。

たぶん本当に電力使い切らないと思う。

 

これに加え、USB Type-C → LightningケーブルUSB Type-A → USB microBケーブルも予備で入れておきます。これはトップチューブバッグで持ち運ぶケーブルが断線してしまった時を考慮して入れておきます。ここぞと言う時に断線って起こるものだと思うし、そんなに嵩張らないので入れたら得しかありません。

 

それとおそらく使わないであろう単四電池4本はリアライトの交換用です。

7月後半に電池交換をしたので、おそらく切れないでしょう。

 

フロントライトはGaciron V9SP-1260の前モデルV9SP-1200を2本入れてこちらもルデアックに到着するたびに1本ずつ交換します。

gaciron.stores.jp

ただ場合によっては復路ルデアックでは装備しているライト2本ともバッテリー切れになっている可能性もあるので、その時は20,000mAhのモバイルバッテリーと、往路で交換した10,000mAhのバッテリーを使って充電しながら仮眠する予定です。

その他自転車関連

もちろん替えのチューブは持って走りますが、そのチューブを使い切ってしまった時の為にもう2本、ドロップバッグに入れておきます。

 

輪行袋もドロップバッグに入れておきます。

普段ブルベの時はサドルバッグに輪行袋を入れておき、いつトラブルがあっても輪行できるようにしていましたが、今回PBPではサドルバッグに入れて持ち運びたいものが多く、輪行袋を収納できるスペースがなくなりそうなので、ドロップバッグに入れておきます。

つまりルデアックからでないとDNFできない縛りです。

ブレストからパリまで帰ることができるTGV輪行袋必須のようですが、いざとなれば購入できるそうです。

こういうものはリスクとリターンを天秤にかけないといけないのですが、今回に限っては輪行袋を持ち運ぶことのほうがリスクが高いと判断しました。デメリットがないとは思っていませんが、メリットも大きいと考えています。

日用品仮眠関連

ルデアックでの仮眠所はかなり寒く質もあまり高くないと聞いたので、廊下でも寝られるようにサーマレスト ネオエアーウーバーライトを持参します。

e-mot.co.jp

またドロップバッグの容量が許すようならモンベルシュラフを入れておきます。

ダウンハガー800 #3です。

webshop.montbell.jp

そんな時間があるかわかりませんが、歯ブラシとシャワー用のシャンプーとボディーソープのパウチを持っていきます。

食事関連

どうも日本食が非常に恋しくなるようで、家にいくつか余っているアルファ米おかゆ、炊き込みご飯などを入れておきます。水で戻して60分後に食べられるので、ルデアックを出発するときに水を入れておいて、途中で食事すればよいかなと考えています。

お湯もコントロールのスタッフにお願いすればもらえたという証言がありましたが、そんな時間はないかもしれないので。

しかもお湯を入れてしまうと割と冷ますのに時間がかかります。熱いのよ。

 

薬も入れておきます。

入れる薬は痛み止め胃薬。こちらはいざという時に飲めるように持ち運びますが、同じく弾切れ対策です。

まとめ

ランブイエを発つギリギリまでドロップバッグの中身をあれこれ考えていそうですが、現時点で考えているのは以上です。

ドロップバッグはブルベライダーの生命線です。きっちり使い切ってゴールまでエンジンを燃やし続けられるようにします。

それでは今日はこのあたりで。

PBPの準備をする技術(自転車装備編)

こんにちは、shuheiです。

今回はPBP準備記事の自転車装備を紹介します。

それでは本日もよろしくお願いします。

Bianchi SemprePro 2018モデル

もうずっと乗っているフルカーボンフレーム、Sempreの最終モデルです。当然リムブレーキです。

コンポーネントはソラからアルテグラに換装してあります。

クランク長は170mm、フロント50-34T、リア11-30Tです。

カンパニョーロ ZONDA 17C

ホイールはカンパのゾンダ、数年前にワイドリム化したモデルです。

タイヤはコンチネンタルGP5000 622-25、チューブはボントレガースタンダードでバルブ長は48mmです。

online.ysroad.co.jp

 

これまでのライドでただの一度もパンクをしたことがないので、全く試行錯誤をする気になれません。

リアホイールにはGarminスピードセンサーが付いていますが、フロントホイールにはAppleAirtagを入れています。

www.apple.com

AirtagはレックマウントのAirtagホルダーを使ってつけていますが、目的はPBPのコントロール内で駐輪した自転車を見失わないように導入しました。

recmount-plus.com

盗難対策や空輸時のロスバゲ対策にはならないと思っていますが実際に無くなったらどこに行ったか分かるんでしょうか?

その他

ハンドル、ステムは初期装備のままです。ステム長は100mm、やや遠い気もします。

シートポストは先日交換したTNIのカーボンシートポストオフセットは20mmで、ボントレガーのサドルを載せています。

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ペダルはBianchiSPDペダルで片面フラットのもの。こちらもほぼフレームと同時期に購入したものです。

 

ボトルケージはTacxのCiro。当時UCIプロチームのJumbo-VismaがBianchiを使っていた時に付けていたモノをマネしました。

これにELITE 750のボトルを2本差しにしています。

ハンドル周り

Garmin Edge530をレックマウントに載せてGaciron V9SP-1260を吊り下げツインキャノンにしています。

サイコンもライトも恐らく途中でバッテリー切れになるので、サイコンはモバイルバッテリーから、ライトはドロップバッグにもう2つ待機させていて、ルデアックに着くたびに1本ずつ交換できればいいなと考えています。

 

ステムにはPeak DesignのユニバーサルバーマウントiPhoneを載せておきます。国内ブルベほどスマホは使わないはずですが、念の為置いておきます。

www.ginichi.com

リアライト

リアライトには単四電池2本で稼働できるCATEYEのTIGHTを左右に2灯。

www.cateye.com

こいつの電池持ちが半端なくて、年明けに走ったワンイチから先日のSR600 Fujiまで電池がなくなりませんでした。右側が。

camelog.com

左側は点灯してすらいません。右側が消えないので。SR600 Fujiの2日目でようやく切れてしまって左側を点灯しました。すごいな。

バッグ関連

トップチューブとサドルにそれぞれバッグを取り付けます。ここ半年はずっとそのスタイル。

トップチューブバッグにAPIDURA、サドルバッグはGORIX 17Lのものを採用しています。

www.alternative-bikes.com 

いずれも防水にはなっていますが、あんまり信用しすぎはよくないので大事なものはジップロックなどに入れて運びます。

 

トップチューブバッグに入れるのはAnkerのモバイルバッテリー10,000mAhのものとUSB Type-C → Lightningケーブル、そしてUSB Type-A → USB microBケーブルの2本です。

モバイルバッテリーはおそらく余裕があると思いますが、ルデアックのドロップバッグで1本ずつ交換する予定で、合計3本の30,000mAhと20,000mAh1本で対応します。たぶん不要だと思いますが。

ドロップバッグには断線を懸念して、もう1本ずつケーブルを入れてあります。

 

サドルバッグはレインウェアや工具、替えのチューブ、防寒具やバックポケットに入りきらない補給食などを入れて持ち運びます。

また、夜間のごろ寝対策としてSOL エスケーププロヴィヴィを忍ばせます。すでに廃盤になってしまっているのですが、完全防水のヴィヴィで10℃くらいなら全然これ一枚で快適に夜を越せるので、最近キャンプではもっぱらこれオンリーだったりします。

まとめ

これだけで総重量何kgになりますかね、おそらく13〜15kgくらいにはなるのではないでしょうか。

たまに洗車のためにバッグ類やライトなど取り外すと軽さにビックリします。

 

PBP準備記事もだいぶ増えてきました。次回はドロップバッグ編です。

それでは今日はこのあたりで。

PBPの準備をする技術(ウェア編)

こんにちは、shuheiです。

今日はPBPをどんなウェアで望むのか、その戦略をご紹介します。一応防寒防水ガチ勢です。

それでは本日もよろしくお願いします。

 

フランス8月中旬〜下旬の気候

まずはこちらをご覧ください。

これはフランス、ブレストの昨年2022年8月の日毎の最高気温と最低気温のグラフです。

一瞬外れ値を引いたような猛暑日がありますが後半は20℃前半の気温、最低気温に至っては10℃を下回る日も何日かあります。

 

このようにブルターニュ半島の8月後半は東京のGW、もしくは11月くらいの気候です。

これを踏まえてウェア選択と防寒対策、そして防災対策が必要になります。

レイヤリングを基本とする

アウトドアで寒暖差を凌ぐにはレイヤリング、重ね着が基本です。寒くなれば着込み、暑くなれば脱げるように準備が必要です。

 

ではそれぞれ肌に近いところから見ていきます。

ベースレイヤー

上下長袖のベースレイヤーを常時着ます。

上はモンベルスーパーメリノウールEXP.ラウンドネックシャツMENS、下はNIKEの裏起毛ランニングタイツ。

webshop.montbell.jp

フリースロングビブを履く時だけはタイツを履かないスタイルです。

メリノウールは汗で多少濡れても温かさをキープしてくれる素材です。逆に化繊と違って乾きにくいので雨などでは要注意です。

 

それに加えてGOLDWINクールインナーを1着手持ちに入れておきます。

www.goldwin.co.jp

日中あまりに暑い場合や、メリノウールが雨で濡れてしまった場合、こちらに着替えます。

ミッドレイヤー

オンヨネPBP2023記念メンズ長袖ジャージ2着、CCNフリースジャージ1着の計3着。

www.onyone.co.jp

ccnjapan.shop-pro.jp

また、オンヨネPBP記念ビブショーツ1着、CCNフリースロングビブタイツ1着、予備のCCNビブショーツの計3着の予定です。

www.onyone.co.jp

ccnjapan.shop-pro.jp

ccnjapan.shop-pro.jp

往路ルデアックで最も暖かくなるフリースジャージ上下にして極寒のブレストを攻めます。

 

今までお尻が痛くて走れなくなったブルベはないのですが一応怖いので予備のビブショーツを入れておきます。

インシュレーション

防寒レイヤーです。こちらはユニクロウルトラライトダウンJack Wolfskinのフリースの2着を持っていき、軽量コンパクトなダウンを持ち運びます。フリースはドロップバッグですね。

www.uniqlo.com

本当は濡れに強いフリースこそ持ち歩きたいのですがなかなかかさばってしまうので予備扱いです。

アウターレイヤー

The North FaceクライムライトジャケットThe North Face軽量レインパンツ

www.goldwin.co.jp

レインウェアを兼務するアウターは最後の砦扱いです。どちらもGORE-TEX採用のアウトドアレインウェアとしてはこれ以上ない防水性能を誇りますが、やはり登山用の為若干身幅が大きく、空気抵抗が大きく増します。

反射ベスト

オンヨネPBP記念反射ベストをドロップバッグに予備として入れておき、基本はPBP公式反射ベストを着ていきます。

www.onyone.co.jp

あれこそが勇者の証。国内ブルベでもあのベストを着ている人は異彩を放っていました。

その他

ウェストウォーマーネックウォーマーをサドルバッグに仕込み、夜間寒い時に着けられるようにしますが夜間は基本つけっぱなしになりそうです。

サイクルキャップはいつも通りに装着。

アイウェアは先日クリアレンズに交換したOAKLY Flight Jacketで、夜間も気にせず着けていられます。

camelog.com

グローブはイントロStinger4を2つ。ひとつはドロップバッグに入れて復路で交換します。

item.rakuten.co.jp

また、防寒防水用にテムレス02ウィンターをサドルバッグに忍ばせ、Stinger4の上からつけます。それでも濡れてしまう場合にはニトリルグローブを一番下に着けて防水します。

www.showaglove.co.jp

足先は寒い時用にハーフのシューズカバー。雨の時はビニールのシューズカバーを靴の下に履き、浸水を防ぎます。

シューズはSPDシューズで歩きやすさを優先します。というか靴の差以外でSPD-SLとSPDで優位な違いがあまり感じられないので、どうしても軽量化したいとかでなければSPDの方が調子いい人多い気がします。

 

そしてヘルメットはOGK KABUTO VOLZZA。もう1年くらい使っているものです。

また念の為ヘッドライトをサドルバッグに入れておきます。夜間真っ暗な状況でパンク修理などで役立つはずです。

この辺は装備編で語るべきかなと思いますが一応身につけるものなので。

まとめ

基本方針は掲載のとおりですが、持ち物の関係で微妙に変わる可能性はあります。この辺りものちにフィードバック記事にしたいですね。

それでは今日はこのあたりで。

PBPの準備をする技術(渡航荷物編)

こんにちは、shuheiです。

PBP準備記事、今回は渡航荷物編ということで持っていくもの全部書き出します。

かなり長くなってしまうと思うので、さらっといく予定です。

それでは本日もよろしくお願いします。

全持ち物一覧

品目 個数
サイクルキャップ 1
PBP長袖ジャージ 2
PBPビブショーツ 1
Lapha長袖ジャージ 1
CCNビブタイツ 1
NIKEロングタイツ 2
finetrackドライレイヤーウォーム 1
GOLDWINクーリング モックネック ロングスリーブ 2
ビンディングシューズ 1
RxLソックス 3
Intro Stinger4 2
OGK Kabuto VOLZZA 1
Oakley Flight Jacket 1
ニトリルグローブ 2
レインジャケット 1
レインパンツ 1
ユニクロウルトラライトダウン 2
PBP反射ベスト 1
ワラーチ 1
Nikon Z 6 1
NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR 1
RICOH GR III 1
ミニ三脚 1
レリーズ 1
ブロワー 1
シャンプー 2
ボディーソープ 2
スポーツタオル 1
アルファ米 2
補給食 10
サーマレストエアマット 1
マジックソルト 1
APIDURAトップチューブバッグ 1
GORIXサドルバッグ 1
替えチューブ 4
携帯ポンプ 1
タイヤレバー 1
ツールキット 1
輪行袋 1
ドリンクボトル 2
ボールペン 1
パスケース 1
ロキソニン 4
サプリメント 4
胃腸薬 4
日焼け止め 1
SOLエスケーププロヴィヴィ 1
モンベルダウンハガー800#3 1
テムレス 1
レインシューズカバー 1
防寒シューズカバー 1
Gaciron フロントライト 4
CATEYE リアライト 2
単四電池 4
Garmin Edge 530 1
自転車 1
ホイール 1
サドル・シートポスト 1
Finish Line チェーンオイルWet 1
チェーンオイルSDS 1
ワイヤーロック 1
ブルベカード 1
エントリーシート 1
20000mAhモバイルバッテリー 1
10000mAhモバイルバッテリー 3
Lightningケーブル (USB type-A) 1
Lightningケーブル (USB type-C) 2
USB microBケーブル 2
USB type-Cアダプター 1
USB type-Aアダプター 1
マルチ変換プラグ 1
オイルクレンジング 1
化粧水 1
乳液 1
ネックピロー 1
パスポート 1
財布 1
クレジットカード 3
マイナンバーカード 1
運転免許証 1
アンダーウェア 4
Tシャツ 5
靴下 1
帽子 1
観光用サングラス 1
歯ブラシ 2
電源タップ 1

ドロップバッグに入れるもの、自転車の装備に関するもの、ウェアの戦略などは別の記事で詳しく説明するとして、その他で特筆する部分を軽く補足していきます。

運搬方法について

補足をする前に、これらの物品をどのように運搬するかを説明します。一般的な海外旅行ではスーツケースと手荷物用の20L以下のリュック、サコッシュなどを利用することになると思いますが、今回スーツケースは持っていくことができません。

すでに転がして運搬する前提のバイクケースで自転車を運ばなくてはならないからです。

www.tweekscycles.com

今回利用するのは、こちらのハードケースタイプのバイクケースです。

利用にはシートポストとペダルとハンドルも外さないといけないので、よく飛行機輪行で利用されているシーコンや、OS-500バイクポーターよりは面倒なケースなんだけど、実は個人的に知人に譲っていただいたものということでこちらを利用します。

ウェアなど自転車に関するものはなるべくこのバイクケースに入れて行きますが、その他の日用品やドロップバッグに入れるようなものは普段からテント泊登山で利用している安心のグレゴリーバルトロ65Lで運びます。

これに加えて手荷物や街歩き用だったり、散策用にアタックザックを持って行きます。

www.lostarrow.co.jp

これらに入れて持ち運ぶことを前提にカテゴリーごとに補足をしていきます。

ウェア関連

細かくはウェア編でお伝えしますが、PBP出走時に着るウェア類です。ゆとりがあれば2回着替えられるようになっています。

また靴はSPDシューズにして、基本街中はサンダルで歩くつもりですが、靴が必要になったときはこのシューズを履くようにします。

PBP関連

本レジ後にメールで届いたエントリーシートを持参します。スマホで見せてもいいようなのですが、紙で持っていけるならその方が確実なので。

渡航関連

はじめに正直に言っておくと僕は海外旅行経験が非常に乏しいです。

過去に一度だけ行ったマレーシアはキナバル山登山のために渡航しましたが、同行者に連れてってもらうスタイルで自分ではほとんど用意せず現地でも何もせずついていくコバンザメ走法でした。

なので、ここで投稿関連で紹介するものは不十分なものもあるかもしれないし、実体験に基づいた判断でないので間違えているかもしれませんので、もしご指摘があればよろしくお願いします。

海外SIM

まだ悩んでいますが、今回は楽天モバイルの海外ローミングで切り抜けようと思っています。楽天モバイルの海外ローミングはフランスの大手通信事業者Orangeをつかんでくれるそうです。ただ無料枠が2GBと若干少ない気もするので、まだ悩んでいる最中です。

海外旅行保険

こちらは持ち物ではなく用意しないといけない話なのですが、こちらもクレジットカード付帯の海外旅行保険で賄おうかなと考えています。

ただ、一般的な旅行をメインと考えている保険で、サイクリングでの怪我や事故、損害賠償の補償内容としては若干心許ない気がするので、出国までに見直す可能性があります。

電源関連

電圧は220V、コンセントはCタイプで、日本で使っているコンセントとは違うので変換プラグが必要になります。最近の電子機器はだいたい100-240V対応しているので変圧器自体は不要かなと思うのですが、電源タップを持って行った方が多くの充電機器に繋げるのでそれを海外旅行で利用できるものを持って行きます。

パスポート

これは言わずもがな。パスケースに入れて運用します。

PBP中も持ち歩く想定で、パスケースもしくはPBPの受け付けでもらえるケースにブルベカードと一緒に身につけて走行します。

日用品

洗顔や化粧水など、普段から利用しているものを持って行きます。

今の所そのままジップロックに入れて持っていくつもりですが、積載容量がギリギリなら小分けにして持って行きます。

持ち込み荷物

カメラ関連、モバイルバッテリー、フロントライト、チェーンルブは手荷物として飛行機に持ち込みます。

モバイルバッテリーやフロントライトに関しては40000mAhを超えるようなリチウムイオンバッテリーを積んでいなければ無制限に持ち込み可能なことが多いです(正確には100Wh160Whの容量が所持数や事前連絡の有無などの壁になることが多いです)。

チェーンルブについては危険物扱いなので、引火点が確認できるSDSというものをメーカーサイトなどからダウンロードして紙に印刷して持って行きます。

僕が今回持っていくのはFinish LineのWetタイプです。

そしてこちらがSDSのPDFです。

https://finishline.jp/images/sds/Wet%20Lube%20Liquid_US%20SDS_English_11%20December%202013.pdf

支払い関連

基本的に街中ではクレジット決済がメインの決済手段になるので、VISAもしくはMastercardタッチ決済が利用できるクレジットカードを持って行きます。

JCB、アメックスは利用できない場面が多いようです。

ですが当然現金しか使えない個人商店やPBP中の私設エイドなどはあるので、現金もいくらか持って行きます。300ユーロほどあれば足りるかなと思っているのですがどうでしょう?

カメラ関連

カメラ関連も一応別記事で用意しようと思っているのでさらっと。

Nikon Z 6およびNIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRについては完全に観光用です。おそらくスケジュール的にも作品撮りのようなことはたぶんできません。ただ日の出が遅いので、天気が良ければ早朝のパリを散策したりできるかもしれません。

 

RICOH GR III Diary EditionはまさにPBPの為に導入した機材です。

www.ricoh-imaging.co.jp

ただ、Nikon Z 6と違って防滴防塵にはなっておらず、雨はおろか汗なんかでも故障の原因になりかねないので、常にジップロックを携帯して濡れそうな場面ではジップロックに入れて対応しようと思います。

よく真夏のライドでやってしまうのが、ジャージのバックポケットにGR IIIを入れておいて、コンビニなどで体を冷やす為に水を頭からかけた瞬間にGR IIIの存在を思い出して慌てて取り出すということをよくやっています。

フランスではおそらく水を頭からかけるほど暑い瞬間は訪れないと思うのですが、雨が降ることは十分ありうるので、防水対策は気をつけます。

 

まとめ

まだ全ての荷物を追い込んだわけではないので追加したり減ったりすることあるかもしれませんが、大枠の方針としては以上かなと思います。

それでは今日はこのあたりで。

PBPの準備をする技術(走行計画編)

こんにちは、shuheiです。

PBP準備記事、今回は走行計画編です。

出走までにアップデートするかもしれませんが、大きく変わることはないかなと思うので、色々考えたことなどまとめていければと思います。

それでは本日もよろしくお願いします。

PBP1200km、累積標高12,000m

普段からブルベの時は各PCの到着時間、クローズ時間、滞在時間など細かく事前にスケジュールして、なるべくその通りに進めていくスタイルをとっています。

それでもやはり400kmを超えると精度は落ちてしまいますが、各拠点を最終何時に出発しなくてはならないかを明らかにするために必要なことかなと思っています。

まだ600kmまでしか走行したことありませんし、40時間以上の走行もPBPが初めてとなるので非常に心配ですが、計画を作ることに意味があるので作っていこうと思います。

ルート

まずはPBPのルートです。

往復1,224km、累積標高8,559m、制限時間90時間の長旅です。

公式から発表している距離と累積標高に差異があるのは、ルート作成ツールによって細かい仕様が違っていて、Garmin Connectだと体感して比較的累積標高が低めに出る傾向があるかなと思います。

基本的には普段見ているツールで比較するのが良いかなと思います。過去の実績と比較して次回走行する距離や累積標高を見ることに意味があって数字そのものにはあまり意味がないと思うので。

 

バイクでも1日200〜300kmくらいが限界なのに、それを上回る距離を自転車で、自力で走るのがこのParis Brest Paris Randonneurです。

では、ここから走行計画を見てみましょう。

走行計画

だいぶ文字が小さくなってしまって申し訳ありませんが、どれも大事な項目なのでじっくりみたい方はコピペしてGoogleスプレッドシートやエクセルといった表計算ソフトで閲覧をお願いします。

ランブイエ - ルデアック

Ctrl 場所 区間距離 到着時刻 滞在時間 出発時刻 限界出発時刻 クローズ時刻 平均斜度 走行距離 区間累積標高 区間速度 経過時間
START ランブイエ 0.0km 19:00 0 19:00 18:59 19:00 0.81% 0.0km 0m 22km/h 0:00
REST シャトーヌフ 60.7km 21:45 10 21:55 23:01   1.11% 60.7km 494m 20km/h 2:45
WP モルターニュ 59.2km 00:52 45 01:37 02:58 02:58 0.69% 119.9km 658m 21km/h 5:52
REST アランソン 43.9km 03:42 10 03:52 05:54   0.92% 163.8km 304m 21km/h 8:42
PC1 ヴィレンヌ 38.9km 05:43 90 07:13 08:29 08:29 0.90% 202.7km 358m 21km/h 10:43
REST ゴロン 55.0km 09:50 10 10:00 12:09   0.73% 257.7km 497m 19km/h 14:50
PC2 フジェール 34.3km 11:48 45 12:33 14:25 14:26 0.72% 292.0km 251m 19km/h 16:48
PC3 タンテニアック 61.6km 15:47 45 16:32 18:35 18:31 1.04% 353.6km 446m 17km/h 20:47
WP ケディヤック 25.1km 18:00 10 18:10 20:16 20:15 1.05% 378.7km 261m 17km/h 23:00
PC4 ルデアック 57.2km 21:31 90 23:01 23:59 00:04 1.17% 435.9km 602m 16km/h 26:31

ルデアック - ブレスト - ルデアック

Ctrl 場所 区間距離 到着時刻 滞在時間 出発時刻 限界出発時刻 クローズ時刻 平均斜度 走行距離 区間累積標高 区間速度 経過時間
WP サン=ニコラ=デュ=ペルム 46.7km 01:56 45 02:41 03:06 03:10 0.94% 482.6km 548m 18km/h 30:56
PC5 カレ 33.1km 04:31 45 05:16 05:17 05:18 1.15% 515.7km 312m 16km/h 33:31
REST ユエルゴア 23.9km 06:45 10 06:55 06:53   1.00% 539.6km 274m 18km/h 35:45
PC6 ブレスト 66.6km 10:37 45 11:22 12:52 11:19 1.48% 606.2km 669m 15km/h 39:37
REST ポン 43.0km 14:14 10 14:24 15:44   1.33% 649.2km 635m 16km/h 43:14
PC7 カレ 50.2km 17:32 45 18:17 20:29 19:04 1.12% 699.4km 667m 16km/h 46:32
WP グアレック 33.2km 20:21 45 21:06 22:42 21:47 1.21% 732.6km 371m 16km/h 49:21
PC8 ルデアック 52.2km 00:21 140 02:41 03:02 02:10 0.83% 784.8km 631m 17km/h 53:21

ルデアック - ランブイエ

Ctrl 場所 区間距離 到着時刻 滞在時間 出発時刻 限界出発時刻 クローズ時刻 平均斜度 走行距離 区間累積標高 区間速度 経過時間
WP ケディヤック 60.7km 06:15 45 07:00 07:05 06:49 0.98% 845.5km 503m 17km/h 59:15
PC9 タンテニアック 25.1km 08:28 45 09:13 09:22 08:45 0.80% 870.6km 246m 17km/h 61:28
PC10 フジェール 60.9km 12:47 45 13:32 14:23 13:25 1.04% 931.5km 487m 17km/h 65:47
REST ゴロン 34.0km 15:32 10 15:42 16:39   1.08% 965.5km 354m 15km/h 68:32
PC11 ヴィレンヌ 55.7km 19:24 45 20:09 21:41 20:21 0.79% 1021.2km 601m 17km/h 72:24
REST アランソン 36.6km 22:18 10 22:28 00:08   0.95% 1057.8km 288m 16km/h 75:18
PC12 モルターニュ 44.9km 01:16 90 02:41 03:02 02:10 1.17% 1102.7km 426m 15km/h 78:16
REST スノンシュ 41.5km 05:32 10 05:42 07:10   0.40% 1144.2km 487m 17km/h 82:32
PC13 ドルー 35.5km 07:47 45 08:32 09:58 09:32 0.77% 1179.7km 143m 17km/h 84:47
GOAL ランブイエ 45.7km 11:13 0 11:13 13:00 13:00 0.00% 1225.4km 353m 0km/h 88:13

さすがに見づらいと思うので画像でも用意しました。

ランブイエ〜ルデアック

ルデアック〜ルデアック

ルデアック〜ランブイエ

 

では、それぞれ細かく見ていきます。

 

まず走行計画表が3つに分かれているのは、概ねこの区間で区切ったり仮眠を取ったりすることが多いためです。

そして、計画の主軸となったのが、区間距離区間速度クローズ時間の3つです。

 

区間距離

区間距離はその名の通りある区間の距離を出したものです。例えばルデアックからサン=ニコラ=デュ=ペルムまでは46.7kmの距離があります。

 

PCと書かれているのはいわゆるコントロールで、ここでは必ずブルベカードにサインをしてもらう必要があります。

 

WPはウェルカムポイントといって、仮眠施設やレストランやメカニックなどサービスのみのポイントです。

ただしWPはシークレットコントロールになる可能性があり、すべてのWPも必ず立ち寄るよう計算しました。

 

最後にRESTとなっているのは僕が勝手にここを休憩地とする!と決めた街です。

ほとんどの区間距離が50〜70kmくらいになるように、休憩ポイントを置きました。ここに都合よく私設エイドやレストラン、カフェがあるとありがたいですね。

ブルベでは一つの目安として100kmを無補給で走れることが大事なのですが、50〜60kmで休憩、つまり3時間前後で休憩できるのが僕に取ってはちょうど良いです。

区間速度

これはその区間グロスでどのくらいの速度で走れるか?を設定したものです。

日本のブルベで平地であれば大体20〜25km/hくらいで走れるといいなという感じです。ただこれは信号待ちの時間も含む為、本当に信号が全くない道であれば僕でももう少しいい数字が出ると思います(例えば霞ヶ浦など)。

ただ、PBPは小さな丘越えを延々と繰り返すルートです。例えば尾根幹を1,200kmと例えられていて、いかに信号がない道とはいえそこまで高速巡行が続くとは思えません。

また、区間累積標高を算出し、1%を超えるようなら区間速度を低めに見積もるようにしています。

クローズ時間

いわずもがな、コントロールのクローズ時間です。このクローズ時間前にコントロールに到着している必要があります。

ブルベカードにも時刻を記入してもらえますが、実際はフレームバッジについている計測センサーで集計している為、センサーを通過する時間がクローズ時間に間に合っていれば問題ありません。

 

この次のコントロールのクローズ時間に区間速度で走って間に合うには直前のスポットを何時に出発する必要があるのか?を算出することがこの走行計画表の1番のポイントです。

その他の指標

  • 到着時刻
    区間距離を区間速度で走った場合に到着する時刻の目安
  • 滞在時間
    PCなどに滞在する時間で仮眠時間なども含む
  • 出発時刻
    到着時刻に滞在時刻を足した時刻で基本的にこの時刻までにリスタートするようにする
  • 限界出発時刻
    次のPCのクローズ時刻までに15km/hで走行した場合、リスタートしなければならない限界の時刻
  • クローズ時刻
    運営から設定されているPCのクローズ時刻
  • 平均斜度
    区間距離に対する区間累積標高で算出した斜度で1%を超える場合上り基調と判断できる
  • 走行距離
    スタートからの走行距離
  • 区間累積標高
    PC間の累積標高
  • 区間速度
    PC間の走行速度、勘と過去の実績で見積もった
  • 経過時間
    スタートしてから経過した時間

ドロップバッグのあるルデアックをベースに考える

ランブイエ - ルデアック、ルデアック - ブレスト - ルデアック、ルデアック - ランブイエとすべてのベースがルデアックになっているのには理由があります。

それはドロップバッグがルデアックに置かれている為です。

ドロップバッグには着替えや消耗品の交換などさまざまな荷物があり、この街でシャワーを浴びたり仮眠を取ることが荷物の移動においては最も効率が良いからです。

 

またちょうどスタートから435km、348km、440kmと切り分けやすいのも理由の一つです(というか、その理由で各国のドロップバッグがここにあるのだと思います)。

1,200km、90時間と聞いて僕は最初300kmを4回のブルベだと思っていましたが、400kmを3回のブルベと考えることが妥当だと考えを改めました。

各コントロールでは時間がかかる

国内のブルベでもよく言及されることですが、コントロールやコンビニでの休憩のし過ぎは遅れの元となることが多いです。その為、なるべくコントロールでの滞在時間を10分、長めの休憩だったとしても30分くらいに収まるようにするのですが、PBPのコントロールは日本のコントロールと違い夏休み中の小中学校を利用している為、自転車置き場からコントロール内の各施設までの移動がとても時間かかるようです。

平均して40分ほど、だらだらと過ごしていると1時間などあっという間に過ぎてしまうということで、基本的に滞在時間を45分と設定しています。

 

WPはブルベカードにサインをもらう列に並ぶ必要がないので、もう少し滞在時間を短くできると思うのですが、シークレットコントロールになる可能性があるのでやはり45分滞在としておくようにしました。

後半のコントロールになると人もまばらになり混雑はしないようなのですが、仮眠もガンガン取るようになるだろうと踏んでいます。

折り返しまでの600kmが非常にタイト

通常の600kmまでのブルベはグロス15km/hで制限時間が設定されていますが、1000km以上のブルベでは13.3km/hになります。

なので距離が長くなればなるほど貯金も作りやすく仮眠時間の確保がしやすくなるのですが、今回、2023年のPBPは600kmまでは通常のブルベと同じくらいのクローズ時間が敷かれています。

具体的に折り返しブレストのクローズ時間が40時間19分。

 

これまで600kmのブルベは2回だけ出走したことがあり、どちらも完走はしているものの39時間40分と38時間30分でいずれもギリギリ。しかもまとまった仮眠時間はどちらも2時間ないくらいでした。

これを聞くと40時間までは多少のアドバンテージがありそうに感じますが、PBPは夜スタート。つまり普通に考えれば600km先のブレストまでの40時間の間で2回寝る必要があります。

 

ただしこれは逆に言えば、ブレストにさえ間に合ってしまえば、後半はそれなりにゆとりが生まれるとも考えられます。

もちろん体力も削られ、1日2日なら数時間の仮眠で動けても3日目4日目になるとそうはいかないので、コトはそう単純ではないけれど、折り返しのブレスト、あるいは折り返しのルデアックを時間内に元気に出発できればだいぶ勝機が見えてくるようになるかなと。

睡眠コントロール、そして残体力

ブルベではいつもそうですが、結局睡眠をどのようにコントロールするか、そして走力、体力が残りの走行距離に対してどれくらい残っているかが非常に大切になってきます。

走力は残っていても睡魔に勝てなければゴールできないし、睡魔がなくても走力が残っていないとやはりゴールできないものです。

ベースの走力が並以下の僕はこのようにしっかりライドマネジメントをする必要があります。残り時間短いですが、走力も管理も少しずつブラッシュアップしていければと思います。

それでは今日はこれくらいで。

PBPの準備をする技術(旅程編)

こんにちは、shuheiです。

Paris Brest Paris Randonneur 2023まで残り半月となっていますので、備忘録的にもろもろ書き残していこうと思います。

今回は旅程編です。

それでは本日もよろしくお願いします。

 

全体スケジュール

まずは全体のスケジュールをおさえていきます。

8/17

時間 イベント
22:00 羽田ホテルチェックイン

8/18

時間 イベント
5:00 羽田ホテルチェックアウト
6:00 羽田空港チェックイン
9:00 羽田空港出発
17:00 (CEST) シャルル・ド・ゴール空港到着
19:00 サン=カンタンホテルチェックイン

8/19

時間 イベント
8:30 ホテル発
9:00 トラップ駅発
10:00 ランブイエ駅着
10:30 前日受付
13:00 ランブイエ駅発
14:00 トラップ駅着
14:30 ホテル着
15:30 ホテル発
16:00 トラップ駅発
17:00 モンパルナス駅着
17:30 友人に荷物を預ける
18:00 モンパルナス駅発
19:00 トラップ駅着
19:30 ホテル着

8/20

時間 イベント
9:00 ホテル発
9:20 ベストウェスタン
9:30 ドロップバッグ預け
9:40 ベストウェスタン
10:00 ホテル着
15:30 ホテル発
16:00 トラップ駅発
17:00 ランブイエ駅着
17:30 ランブイエ城着
19:00 PBPスタート

8/21〜8/23 PBP本番

8/24

時間 イベント
13:00 PBPゴール
15:30 ランブイエ駅発
16:30 サン=カンタン駅着
16:50 ベストウェスタン
17:00 ドロップバッグ回収
17:10 ベストウェスタン
17:30 サン=カンタン駅発
18:30 モンパルナス駅着
19:00 テルチェックイン

8/25 パリ観光

8/26

時間 イベント
18:30(JST) 羽田空港到着

PBP 8/20 19:00〜8/24 13:00

ではここから各スケジュールを見ていきます。

 

まずはなんといってもメインイベントであるPBPのスケジュールをベースに組み立てました。

僕の出走時刻が19:00で、そこから90時間のランドネが始まります。全てはこのスケジュールをベースに組み立てますが、他にも諸々PBP関連のスケジュールがあります。

PBP前日受付 8/19 10:30

前日に受付があります。車検は当日出走前ですが、受付でブルベカードやゼッケンプレート、フレームプレート、そして記念品などを受け取ります。

前日受付は朝から夕方くらいまで受付時間を選ぶことができますが、いずれにしても前日にフランス入りしていてはかなりタイトなスケジュールになってしまうため、最低でも前々日にはフランス入りしている必要があります。

ドロップバッグの受付 8/20 9:30

こちらはグッディスポーツによるドロップバッグサービスで、PBP当日朝9:30にベストウェスタンへ行って預けなければいけません。

ドロップバッグとはブルベに必要な荷物をPBPルート上であるルデアックに運んでくれるサービスで、これによって消耗品や着替えなどを自分で持って出走しなくて済みます。

シャルル・ド・ゴール空港までは直行便

直行便も乗り継ぎ便も所要時間はあまり変わらないのですが、ロストバゲッジが不安だったので行き帰りともに直行便で行くことにしました。

途中乗り継ぎがあった方が個人的にはいろんな空港や国の雰囲気が楽しめるので好きなのですが、自転車が届かなかったり故障してしまうリスクを考えたら直行便がベストと判断しました。

 

フライト時間の3時間前には空港に着いていたいので、ギリギリ間に合いそうではあったのですが出国前日からホテルを予約しました。

ホテルは2ヶ所予約

今回、サン=カンタンとモンパルナスの2ヶ所に宿を取りました。

サン=カンタンはPBP出走まで、モンパルナスはゴールしてからの宿泊地です。

サン=カンタンは8/18〜8/21までの3泊分です。8/20のスタートが19時になるため、その日もギリギリまでホテルにいられるように21日のチェックアウトとして宿をおさえました。

 

PBP中は宿を取っていません。何かトラブルが起きてDNFすることになったら大慌てでパリの安宿を探すことになると思います。

出走中の不要な荷物について

今回はPBPに出走しない友人が同行してくれる為、荷物はすべて友人に預けて出走します。

ただ友人は乗り継ぎ便で来るので到着が前日8/19の早朝になります。

その為、前日受付を早めに済ませて、夕方ホテルに向かって輪行ケースや不要な着替えなどを預けに行く時間を作りました。この日は一緒に観光とかディナーはせずに大人しくホテルに帰る予定。

まとめ

なかなかタイトなスケジュールになってしまいますが、一旦このスケジュールでフィックスさせようと思います。

この記事を書きながら、ゴール後のホテルがサン=カンタンではなくモンパルナスだからランブイエで時間を潰さないといけないとか、食事をどこでどうするか考えておかないといけないとか、小さく細かい課題も見つかったので、きちんと整理するのは大事ですね。

それでは今日はこのあたりで。