こんにちはshuheiです。
最近また物撮りに興味が湧き、カメラボックスからクリップオンストロボとコマンダーを取り出したのですが、設定方法がわからず数時間格闘したのちようやく設定できました。
というわけで今回は自分のための備忘録として記事を書きます。
それでは本日もよろしくお願いします。
Godox TT685 N
今回使用するクリップオンストロボです。
GodoxのTT685というシリーズで、光量が大きいことと単三電池4本で動くことが特徴です。
購入したのが少し前なので、現在はTT685IIという後継機が発売されています。
後ろに「N」とついているのはNikon用という意味なのですが、実はSONYやCanonなど他のメーカーのカメラにも使えます。
TTLモードという自動で露出を測定して光量を決めてくれるモードが使えなくなるだけです。
Godox X Pro N
こちらがカメラに直接つけるコマンダーです。
スピードライト、クリップオンストロボについての選び方は下記の記事に詳しく書いてありますので、もし興味があればこちらも読んでみてください。
設定方法
それでは具体的な設定方法を説明します。今回使うのはNikon Z6IIIです。レンズはとりあえずなんでもいいです(設定してストロボ光らせるだけなので)
カメラにX Proを装着する
カメラのホットシューカバーを外してコマンダーのX Proを付けます。
ホットシューカバーは無くさないようにしましょう。
電源を入れる
Nikon Z6III → X Proの順番で電源を入れます。
あまり関係ないかもしれないんですが、昔音楽をやっていた頃のクセで、電力源に近いところから電源をONにして、遠いところからOFFにするという習慣があります。
X Proチャンネル設定
Zm/CHボタンを長押しし、液晶左上のCHが選択されたら、中央のクルクル回るセレクターでチャンネルを変更します。今回はCH13を選びました。
実際は初回設定時(=購入した時)のみで良さそう。
カメラ1台だけの状態ならばあまり気にしなくて良いですが、コマンダーの数が多く混線してしまうことを避けるため、チャンネルを変えておくと良いようです。
とはいえ、何人もカメラマンがいて、かつオフライティングしなくちゃいけない状況って報道カメラマンくらいしか思い浮かばないのですが。
TT685のモード切り替え
次にクリップオンストロボのTT685の設定をしていきます。
まずはコマンダーのX Proから操作ができるSLAVEモードに切り替える為、一番右端の通信モード切替ボタンを押します。押すたびにモードが切り替わるのですが、下の写真のように、画面がオレンジになり、通信マークが付き、SLAVEの文字が表示されたらOKです。
TT685チャンネル設定
コマンダーのX Pro側で行ったチャンネル設定をクリップオンストロボのTT685でも設定します。
右から2番目のボタンを押してチャンネル変更できる状態になったら、真ん中のクルクル回るセレクターで先ほどX Proで設定したのと同じCH13を選びSETを押します。
これで通信設定が完了です。
疎通確認
X ProのMODEボタンを押すとTTLモード、マニュアルモード、OFFなどモードが切り替えると、TT685の方もそれに合わせて勝手にモードが切り替わっていきます。
また、MODEボタンの下の発光ボタンを押すと、TT685からテスト発光されます。
ここまでできたらオフライティングの通信設定の完了です。
ひとつ注意が必要なことは、X ProとTT685が近くにあると通信できないという点です。最低10cm程度距離を取って試すようにしてください。
この仕様を知らなくて数時間格闘してしまいました。
今回触れなかった設定
GodoxのX ProとTT685は本格的なライティング撮影ができるコマンダーとクリップオンストロボなので、今回紹介しなかった設定もできます。
しかし、複雑なライティングになったり、応用的な使い方になるため、今回は設定しませんでしたが、どういうことができる設定があるのかだけ、簡単に触れようと思います。
グループ設定
多灯ライティング用の設定で、グループA、B、Cと割り当てることができます。
2台のクリップオンストロボを同じコマンダーで設定して同時発光できるようにする機能で、Grボタンを押すとこのモードが切り替えられます。
ID設定
よりライトの数が多い時に通信を分けるために使うようです。
ID設定ができないストロボもあります(X ProとTT685は設定できます)
マスター設定
こちらも多灯ライティング用の設定。今回はX ProからTT685を操作する設定にしましたが、カメラにつけたTT685(1)から別のTT685(2)を操作したいとき、カメラについているTT685(1)をマスター、オフライティングしているTT685(2)をスレーブ(今回と同じ設定)にすると実現できます。
まとめ
以上、毎回毎回設定に戸惑ってしまい、数十分設定にまごついてしまうため、自分用に設定をまとめました。
また、今回クリップオンストロボをTT685で紹介しましたが、Godox V1 ProやモノブロックストロボのAD600 Proなども設定するためのボタンや操作が違うだけで、通信モードをSLAVEにしてチャンネルをX Proに合わせて使うということは変わらないので、お持ちの機材に合わせて設定してみてください。
それでは今日はこの辺りで。