こんにちは、shuheiです。
先日久しぶりにレンズを購入したので報告がてらレンズレビューをしたいと思います。
それでは本日もよろしくお願いします。
NIKKOR Z 50mm f/1.4
まずは大まかなレンズスペックです。
発売時期は2024年9月。僕が購入したのが2025年4月なので比較的新しいレンズです。もう少し経ってると思ってた。
同年7月に発売となったNIKKOR Z 35mm f/1.4とは兄弟分。
フィルター径、重量、サイズがほとんど同じで、動画などでシンバルを使用する時にはバランスの取り直しが少なく重宝するそうです。
ジンバル使ったことないのでわかんないですが。
良い点
- 軽量コンパクト
- 安価
- 単焦点ならではの描写
悪い点
- S-Lineと比較するとやや描写が劣る
- レンズ内手ぶれ補正がない
では細かく見ていきましょう。
軽量コンパクト
F1.4のレンズの割にとても小さくコンパクトです。
レンズ単体で小ささを感じることはないですが、F1.4と考えるとかなり小さく軽いと思います。その分描写にクセがあると言えばあるレンズ。
安価
ニコンのZマウント高級レンズシリーズのS-Lineではない非S-Lineレンズの為、価格はかなり抑えめです。
単焦点ならではの描写
ニコンのZマウントレンズは総じて描写が素晴らしく、細かいところまでよく写るレンズとして人気が高いのですが、やはり単焦点ならでは描写力の高さがあります。
描写力ってなんだろうって話なんですけど、なんなんだろう?
分解能の高さなのか、色の乗り方なのか、ボケの印象なのかわからないんですけども。
また、F1.4のボケは見事。これまで手元に35mmと14mmのF1.8までのレンズしかなかったのですが、50mmで撮るF1.4は被写体を浮き出させる力がありますね。
S-Lineと比べると描写が劣る
一方で、S-Lineと比較すると描写性能はイマイチ、というより少しクセがあるというところ。
ただ、写真や映像のクオリティや表現にどれほど影響あるかというと、現像後の写真の出来には満足できるレベルかなと僕自身は思いました。
レンズ内手ぶれ補正がない
Zマウントのレンズ全般的に言えることですが、レンズ内手ぶれ補正がありません。
今のところZ6からZ9、Z5IIに至るまで、Zマウントのフルサイズ機は全てにボディ内手ぶれ補正が付いているので、特に問題にはなりません。
ただし、APS-C機のZ50、Zfc、Z30、Z50IIにはボディ内手ぶれ補正がないので、換算75mmで使用することを考えると、手ぶれ補正がないのは少し心配になるかもしれません。
どんな人が手に取るといいか?
描写の鋭さや綺麗さなどはきっとNIKKOR Z 50mm f/1.8 Sの方が良さそう。
この辺はいずれ比較してみたいですね。
このNIKKOR Z 50mm f/1.4を手に取るべき人は以下のいずれかに当てはまる人が良さそうです。
この特に最初のF1.4まで必要かどうかは結構重要なポイントです。
じゃあF1.4必要ない人はS-LineのF1.8を買うべきかというと、必ずしもそうではないかなと思います。きっと撮り比べないとそこまで顕著な差は出ないのではないかなと思いますし。
実際に使ってみてF1.4が必要になる場面ってそんなに多くないんだなというのは学びました。
やはりどうしてもボケすぎてしまうので、F2.8以上には絞ることが多いんですよね。
夜景や星景でF1.4が必要な場面があるかも?
焦点距離50mmのレンズで星を点で止めようとすると、NPFルールで4.61秒。
F1.8 ISO3200だとどうしても8秒ほどはシャッタースピードが欲しくなりますが、F1.4なら同露出は5秒で得られる為、この開放F値は重宝しそうです。
ただ50mmの星景写真撮影って僕はまだ撮ったことがないので、どんな写真になるのかあまり想像ができてませんが。
そして、よく2本目のレンズは50mmの単焦点レンズと言われることが以前はありましたが、そう言われる理由がよくわかりました。
一般的に言われているのが自分の目で見た画角と50mmが近いからというものです。
僕は被写体にカメラを向けたときに余計な被写体が入らないなと感じました。
風景写真撮影をしていると余計なものが写らないように画面の中を整理しようとズームしたり、少しだけ左にカメラを向けたり、近寄ったりということをします。
この50mmはそういったことをあんまりしなくていい焦点距離なんだと思います。
なので、余計なものが画角に入ってきにくい。
上手な写真を撮ろうとしたときに最初に覚える引き算を勝手にレンズがやってくれるので、とても見やすい写真ができあがる。
仮に画角内に余計なものが入ってきてしまっていてもF値が低ければ周辺はボケたり減光したりして、目立ちにくくしてくれますしね。
まとめ
最近は久しぶりに単焦点の写りの良さと50mmという撮影のしやすさから、散歩の時はよく持ち出すレンズになっています。
登山やサイクリングで持っていくことは少ないかもしれませんが、普段の風景写真とはちょっと違った写真を狙いたくなる一本です。
それでは今日はこのあたりで。