こんにちは、shuheiです。
今回は、F2.8通しレンズとして破格のコストパフォーマンスを誇るNIKKOR Z 28-75mm f/2.8をレビューしたいと思います。
それではよろしくお願いします。
- NIKKOR Z 28-75mm f/2.8
- F2.8通しレンズとしては破格の値段設定
- Zマウントレンズとして平均的な描写の良さ
- 軽量コンパクトである
- 使い回しのしやすいフィルター径
- 広角端が28mmと少し長い
- 盛大に出るゴーストと収差
- まとめ
NIKKOR Z 28-75mm f/2.8
一般的にF2.8通しレンズといえば、いわゆる大三元レンズと呼ばれる高級レンズが主流です。
ニコンからもNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sという標準大三元レンズが元々発売されており、こちらの価格は実売価格で約25〜30万円ほどです。
しかし今回紹介するこのレンズは約11〜12万円という破格の価格設定となっています。
標準域をカバーするF2.8通しレンズは、風景から人物、テーブルフォトまで幅広い撮影に対応できる万能性を持っており、多くの撮影者にとって使い勝手の良いレンズです。
良いところ
- F2.8通しレンズとしては破格の値段設定
- Zマウントレンズとして平均的な描写の良さ
- 軽量コンパクトである
- 使い回しのしやすいフィルター径
悪いところ
- 広角端が28mmと少し長い
- 盛大に出るゴーストと収差
F2.8通しレンズとしては破格の値段設定
何と言っても最大の魅力は価格です。一般的にF2.8通しレンズは20万円を超えることが多い中、このレンズは10万円台前半という驚異的な価格設定となっています。
従来のF2.8通しレンズの半額程度で購入できることは、これからレンズを揃えたい初心者から、コストパフォーマンスを重視する上級者まで、幅広い層にとって大きなメリットです。
Zマウントレンズとして平均的な描写の良さ
価格が安いからといって描写が劣るということはありません。NikonのZマウントレンズらしい十分な画質を持っており、日常的な撮影からある程度作品作りまで対応できるレベルの描写力を持っています。
解像感も十分で、色再現性も良好。F2.8通しの恩恵で、暗所での撮影や背景をぼかした撮影も楽しめます。
軽量コンパクトである
約565gという重量は、F2.8通しレンズとしては非常に軽量。
同クラスの他レンズと比較しても軽く、持ち運びも比較的楽なことはとっても魅力的です。
使い回しのしやすいフィルター径
67mmというフィルター径は、多くのレンズで採用されている標準的なサイズです。
CPLフィルターやNDフィルターを既に持っている方なら、そのまま流用できる可能性が高く、追加でフィルターを購入する必要がありません。
また、67mmは価格的にも手頃で、種類も豊富に揃っているため、後からフィルターを追加購入する際も選択肢が多いのがメリットです。
ちなみに67mmと言えば僕の大好きなNIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRと同じです。
広角端が28mmと少し長い
標準的なF2.8通しレンズの多くが24mmから始まることを考えると、28mmスタートは少し物足りなさを感じます。
風景撮影などでより広角な画角が欲しい場面では、28mmでは少し狭く感じることがあります。
盛大に出るゴーストと収差
Zマウントのレンズとしてはゴーストや色収差が出る方だと思います。
強い光源が入るような構図の時は気をつけた方がいいですね。
まとめ
NIKKOR Z 28-75mm f/2.8は、F2.8通しレンズとしては破格の価格設定が最大の魅力です。
光学性能では一定の妥協があるものの、日常的な撮影から軽い作品作りまで十分に対応できる描写力を持っています。
初めてF2.8通しレンズを購入する方や、コストパフォーマンスを重視する方には特におすすめです。
一方で28mmよりも広角が必要だったり、より高い光学性能を求めるのならばNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sなどのレンズを検討した方がいいかもしれないですね。
それでは今日はこの辺りで。