
こんにちは、shuheiです。
今回は長年愛用しているレンズの一つ、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRについてレビューします。
2021年7月にNikon Zfcのキットレンズとして購入してから、気づけばもう3年以上のお付き合いになりました。
結論から言うとキットレンズと侮るなかれ、これは本当にいいレンズです。
ニコンのAPS-Cセンサーカメラには必ずきっとレンズとしてラインナップされていますが、こだわりや既に所有しているわけでないならレンズキットで購入することを本当に強くオススメします。
それくらい大好きなレンズ、Z16-50mm。
それでは本日もよろしくお願いします。
- NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
- 軽量コンパクト
- 安価
- 使いやすい焦点距離
- 価格に対する描写の良さ
- レンズ内手ブレ補正がある
- フードやフィルターをつけるとイマイチかっこよくない
- 沈胴式レンズの為、撮影までに一手間かかる
- あまりボケない
- 個人的にあまり気にしていない点
- 登山など風景撮影で重宝する
- 星景写真も十分撮れる
- どんな人が手に取るといいか?
- 最初の一本と言わずに、最後までこの一本でもいいと思える
NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

まずは大まかなレンズスペックです。
発売時期は2019年8月。Z50のキットレンズとして登場し、後にZfcやZ30、先日発売したZ50IIのキットレンズとしても展開されました。
僕は2021年7月、Zfcの発売と同時にキットレンズとしてシルバーに塗られたSpecial Editionを購入しました。
Zfcのレビューはこちらの記事に詳しく書いています。
まあ、正直スペックだけ見ると特別なことは何もないAPS-C標準キットレンズという感じ。
ですが、このレンズにはZマウントのレンズの特徴であるスペックでは語れない良さがたくさん詰まっています。
良い点
- 軽量コンパクト
- 安価
- 使いやすい焦点距離
- 価格に対する描写の良さ
- レンズ内手ブレ補正がある
悪い点
- フードやフィルターをつけるとイマイチかっこよくない
- 沈胴式レンズの為、撮影までに一手間かかる
- あまりボケない
では詳しく見ていきましょう。
軽量コンパクト

135gという軽さはやはり衝撃です。
例えばZfcにつけると500g強で500mLのペットボトルと同じくらいの重さです。
普段Z6IIIなどで1,200gくらいの重量に慣れていると、この軽さは本当に驚き。
安価
あまり単体で買う方は多くないと思いますが、実売価格だと4万円を切ります。
正直高めの値段設定にされているZマウントレンズの中では破格の安さを誇ります。
使いやすい焦点距離
16mm〜50mmという焦点距離は35mmフルサイズ換算で24mm〜75mmをカバーするちょうど使いやすい焦点距離です。
広角で風景を撮りたい時の24mm、ちょっと寄って撮りたい時の75mm、目で見た広さの50mm、全てがこの焦点距離の中にあります。
特に登山などの風景撮影では、これ一本で済むのは大きなメリットです。
価格に対する描写の良さ

キットレンズとして見ると、描写性能は期待以上です。
もちろんNIKKOR Z 35mm f/1.8 SのようなS-Lineレンズと比較すると劣る部分もありますが、日常使いや風景撮影、さらには星景写真まで、充分に満足できる画質かなと思います。
レンズ内手ブレ補正がある

2025年7月現在、ZマウントのAPS-C機(Z50、Zfc、Z30、Z50II)にはボディ内手ブレ補正がないため、このレンズ内VRは非常に重要です。
望遠側での撮影、薄暗い室内での撮影でも、手持ち撮影がぐんと撮りやすくなります。
フードやフィルターをつけるとイマイチかっこよくない

これは完全に主観的な話なんですけど、レンズフードやフィルターを装着すると、なんかイマイチよくない。
ピッと飛び出た感じが気に入らないのかな。
この辺はサードパーティのMFレンズなどをつけた方が見た目はいいかなと思います。
沈胴式レンズの為、撮影までに一手間かかる
さあ撮影するぞとなっても、まずは沈胴式レンズをよいしょと繰り出してやらないと撮影に臨めません。
これはつまり片手で全ての動作が完了しないことを意味します。
当然ズームレンズなので両手で画角の調整は行うのですが、これがNIKKOR Z 24-120mm f/4 Sだったら、24mmの広角で撮影する場合、24mmで格納されているので片手で電源ボタンをオンにすればそのまま撮影ができるのです。
あまりボケない

元々APS-Cセンサーのカメラを使うということも前提にされていますし、F3.5とそこまで明るさを期待するようなレンズでもないので、ボケはそこまで期待できないかもしれません。
ただ、ボケ自体は結構綺麗だなと僕は思っていて、正直NIKKOR Z 50mm f/1.4よりもボケの感じは好きですね。
個人的にあまり気にしていない点
- プラスチックマウント
- 作りのチープさ
少なくないレビューでプラスチックマウントや作りのチープさが指摘されています。確かに金属マウントや金属製の鏡胴なら高級感は一層増すとは思います。
でも個人的にはこのチープな感じがおもちゃみたいで好きだったりします。
また、軽量化に貢献している部分でもあるので日常遣いにはピッタリな素材でもありますね。
登山など風景撮影で重宝する

ここからは僕が実際どんなものを撮影しているか、少し紹介します。
僕はこのレンズの真価は、登山での風景撮影で発揮されると思っています。
軽量コンパクトなボディは長時間の登山でも負担にならず、24-75mmの焦点距離は山の景色を切り取るのに最適です。
24mmの広角で切り抜く雄大な自然風景、少し切り抜いて花を撮ったり。
また手ブレ補正が効くので多少絞ってシャッタースピードが遅くなっても安心できます。
星景写真も十分撮れる

一般的にF3.5というF値は星景写真撮影には明るさが足りないとされています。
またAPS-Cの表面照射型センサーでは高感度耐性も低くノイズが乗りやすい為、この組み合わせは決して星空撮影向きとは言えません、
ですが、このNIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRとZfcの組み合わせでも十分に星景写真撮影はできます。
明るい単焦点とフルサイズセンサーの組み合わせに比べれば制約はありますが、キットレンズでこのレベルの星景撮影ができれば一定満足感はあるかなと思います。
どんな人が手に取るといいか?
- APS-C機を購入したばかりの初心者
- 軽量なシステムを求める登山愛好家
- 日常使いのレンズを探している人
- コストパフォーマンスを重視する人
逆に、以下のような人には向かないかもしれません。
- 大きなボケを求める人
- 高級感のある作りを重視する人
- 瞬間的な撮影機会を重視する人
最初の一本と言わずに、最後までこの一本でもいいと思える

よく「最初の一本」として語られることの多いキットレンズですが、このNIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRは、最初から最後まで使い続けられるレンズだと思います。
他のレンズを購入した後でも、その軽量コンパクトさと実用的な焦点距離は、常に持ち歩きたくなる魅力があります。
価格、重量、画質のバランスが絶妙に取れた、非常に実用的なレンズであるこのNIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR。
日常から風景撮影まで幅広い用途に対応できる守備範囲の広さがこのレンズの最大の特徴です。
最初の一本として、そして長く愛用できる一本として、本当に多くの方におすすめできるレンズです。
それでは今日はこのあたりで。