Nikon Z6とZ6IIとZ6IIIを比較する技術

こんにちは、shuheiです。

 

今回は、ニコンのZ6シリーズ3機種(Z6Z6IIZ6III)について詳しく比較してみたいと思います。

 

それでは本日もよろしくお願いします。

Z6・Z6II・Z6III比較表

項目 Z6 Z6II Z6III
有効画素数 約2,450万画素 約2,450万画素 約2,450万画素
センサー 裏面照射型CMOS 裏面照射型CMOS 部分積層型CMOS
画像処理エンジン EXPEED 6 デュアルEXPEED 6 EXPEED 7
EVF 約369万ドット 約369万ドット 約576万ドット
背面液晶 3.2型約210万ドット(チルト) 3.2型約210万ドット(チルト) 3.2型約210万ドット(バリアングル)
メモリーカード XQD/CFexpress(シングル) CFexpress/SD(デュアル) CFexpress/SD(デュアル)
連続撮影 最高約12コマ/秒 最高約14コマ/秒 最高約120コマ/秒
ISO感度 100-51200(拡張204800) 100-51200(拡張204800) 100-64000(拡張204800)
動画 4K UHD/30p 4K UHD/60p 6K/60p(内部RAW)
USB給電 非対応 対応 対応
重量 約675g 約700g 約760g
発売時期 2018年9月 2020年10月 2024年6月

各機種の詳細比較

初代Z6

2018年9月発売。

ニコン初のフルサイズミラーレスとしてZ7の弟分として世に出ました。

当時はソニーのα7シリーズがフルサイズミラーレスカメラの代表的なカメラとなっていました。

すでに24Mピクセルのα7III、45Mピクセルのα7RIIIが主力機として活躍しており、ニコンのZ6、Z7もそれを追いかけるように発売になりましたが、そのスペックはUSB給電非対応だったり、シングルスロットであったりと一世代前のα7IIとほとんど同等のものでした。

Z6からZ6IIへの進化

そんなわけで2020年10月に発売となったZ6IIへの進化は基本的には「使い勝手の改良」に重点が置かれました。

画像センサーは同じものを使用しているため、撮れる写真の画質自体に大きな違いはありません。

しかし、実用面では大幅な改善が図られています。

主な改良点
  • デュアルスロット化(XQD/CFexpressとSDカード)
  • USB Type-Cによる給電対応
  • 4K動画が60pに対応
  • AF速度の向上
  • 背面液晶使用中のアイセンサー無効化

特にデュアルスロット化は、撮影データの安全性という意味で大きな進歩でした。

また、USB給電ができるようになって、長時間撮影が運用できるようになりました。

Z6IIからZ6III

Z6IIからZ6IIIへの進化は、もはや「別のカメラ」と言っても過言ではないほどの大幅な変更でした。

単なる改良版というレベルを超えて、完全に新しいカメラとして生まれ変わっています。

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センサーの革新

最も大きな変化は、センサーが部分積層型CMOSになったこと。

これにより読み出し速度が大幅に向上し、ローリングシャッター歪みが大幅に軽減されました。

また、最高約120コマ/秒という連写性能も実現しています。

EVFとAFの大幅強化

EVF約576万ドットの高解像度、明るさも4000cd/㎡となり、上位機種であるZ9やZ8を超えてZシリーズ最高のEVFとなりました。

AFについては、EXPEED7により3D-トラッキングが使用可能になりました。

これまでZ6シリーズのAFはキヤノンR6/R5系やα7IVなどの他社同価格帯のカメラと比べると見劣りする部分がありましたが、Z6IIIでようやく追いついた印象です。

動画性能の大幅向上

6K/60pでの内部RAW記録に対応し、動画制作においても本格的に使えるカメラになりました。

これまでは「写真がメインで動画もちょっと」という立ち位置でしたが、Z6IIIは完全にハイブリッドカメラとして同価格帯のカメラを追い越す性能となっています。

実際の使用感での違い

2019年12月、僕は当時使っていたソニーα7IIIからニコンZ6に乗り換えました。

その後、2024年7月にZ6IIIが発売されると同時に乗り換え。

現在は主にZ6IIIを使用しています。

撮影する被写体は主に自然風景、都市風景、そして星景写真。登山をしながらの撮影が多いので、機材の軽量性と信頼性を重視しています。

なお、Z6IIについては実際に所有したことはないのですが、Z7IIを少しの間使っていた為、その経験や使用感をもとに評価しています。

Z6の思い出と限界

Nikon Z6, NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR, 1/320s, F13, ISO 400

Z6を使っていた約5年間、基本的には満足していました。

画質は十分で、特に暗所での性能は素晴らしく、星景写真撮影では頼りになるカメラでした。

でも使い勝手の面で不満もたくさんありました。

最も困ったのは背面液晶を開いた状態でもアイセンサーが作動してしまい液晶が消えてしまうこと。

ローアングル撮影時に腰あたりに反応して背面液晶が消えてしまうのが非常にストレスでした。

シングルスロットに関しては個人的には特に不便に感じたことはありません。実際今もシングルで運用してますし。

 

AFについても、特に薄暗い場面や動きものに対しては「うーん」と思うことが多々ありました。

迷いやすく、一度迷うとなかなか復帰しない傾向がありました。

風景写真がほとんどなので、あんまり高速AFが必要になることはないんですけど、それでも不満に感じることがあるので、スポーツや車、鉄道などを撮られる方からしたら結構不満だったんじゃないかなと思います。

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Z6IIIでの劇的な変化

Nikon Z6III, NIKKOR Z 50mm f/1.4, 1/2000s, F1.4, ISO 220

Z6IIIに乗り換えてからは、まさに別次元のカメラを使っている感覚です。

まずAFの速度と精度が段違い。特に3D-トラッキングの効果は絶大で、動きものに対する食いつきが格段に良くなりました。

 

背面液晶がバリアングルになったのも、縦位置撮影や変則的な角度での撮影において大きなメリットとなりました。

バリアングル化に関しては賛否両論あるのですが、個人的にはZfcを使うようになってからバリアングル結構好きになりました。

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ただし、連続撮影時や動画録画時の発熱が気になるようになりました。

どの機種を選ぶべきか

改めてどの機種をどんな人が選ぶべきか、僕なりの考えをまとめます。

Z6

  • 予算を抑えたい
  • 写真撮影がメインで動画はあまり撮らない
  • シングルスロットでも気にならない
  • 中古市場での価格の安さを重視

Z6II

  • Z6の基本性能に満足しているが、使い勝手を向上させたい
  • デュアルスロットは欲しいが、Z6IIIほどの高性能は必要ない
  • 4K/60p動画が撮りたい
  • USB給電での長時間撮影を行いたい

Z6III

  • 写真も動画も本格的に撮りたい
  • AFの性能を重視する
  • 連写性能が重要
  • 最新の技術を使いたい

まとめ

Nikon Z6III, NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR, 1/200s, F6.3, ISO 900

Z6からZ6IIへは「安定的に使えるカメラ」へ、Z6IIIは「異次元のハイブリッドカメラ」へ進化しました。

これからZシリーズのカメラを手にする人にとってもいろんな選択肢がありますので、自身の使い方を鑑みて手に取ってもらえればと思います。

 

では今日はこのあたりで。