【レビュー】AquilaレンズヒーターEHでレンズを結露させない技術

こんにちは、shuheiです。

 

今回は僕が星景写真撮影や早朝のタイムラプス動画撮影などで使用しているレンズヒーターを紹介します。

夜や朝に長時間カメラを立てて撮影する方は必需品です。

 

それでは本日もよろしくお願いします。

レンズヒーターで結露を防止する技術

そもそもなぜレンズヒーターを使うのかというお話。

それは一言で言うなら夜露をレンズの前玉に付けない為。

 

結露対策ということなんですが、結露は冷たいレンズに湿った空気が触れると、空気の中の水分が水滴になってレンズにくっついてしまう現象です。

 

レンズに結露をすると画面が曇ってしまい、まともに撮影ができなくなってしまうのでレンズヒーターでレンズを温めてあげるわけです。

 

周りの空気よりもレンズが低温になる状況と、湿った空気が前玉にぶつかることで起きる現象なので、寒い冬場だけでなく夏にも発生します。

夏でも洗濯物を外に干していたら夜露が付きますし、朝になるとテントのフライにも水滴が付いてますよね。レンズも同様です。

AquilaレンズヒーターEH

アストロアーツで取り扱いのある比較的安価なレンズヒーターです。

 

使い方は写真のようにレンズ前玉付近に巻きつけて、余ったらコードロックを絞って弛まないようにします。

フードに付ける人もいますが余程の高温にならないならレンズに直接付けた方が効果が高くなります。

70〜90mm程度のレンズ径に対応しているのでニコンの純正Zレンズだと82mmのフィルター径のレンズならば公式で対応可能なサイズです。

 

こちらはUSB Type-Aの5Vで稼働するタイプですが、LLというシガーライタープラグのタイプもあります。

こちらは12Vで電源供給ができるのでより高温が必要な寒冷地での撮影に向いています。

12V電源で赤道儀を動かしている場合に同時供給ができて便利らしい。

個人的にはマキタの18Vバッテリーと組み合わせて使うと良いんじゃないかな。

僕が持っているのはEHのUSBタイプ。

 

公称値で、外気温10℃、3,000mAh(11.1Wh)、5V出力のモバイルバッテリーであれば7時間ほどの使用ができるようです。

良い点

  • ケーブルタイプで使い勝手が良い
  • 比較的安価

悪い点

  • 温度調節ができない
  • 保温性は高くない
  • 手袋をした状態で巻きつけるのは難しい

ケーブルタイプで使い勝手が良い

レンズヒーターにはこのようなシリコンケーブルタイプとベルトタイプがあります。

ベルトタイプは3cmほどの幅があるベルトを巻き付けてマジックテープで装着する為、装着後にフォーカスリングやコントロールリングが回しにくくなったりファンクションボタンが押しづらくなる傾向があります。

フォーカスを決めてからヒーターを巻けばいいのですが、だいたい巻いてる時にフォーカスリングを触ってしまうんで、付けた後にもう一度フォーカス調整をします。

フォーカスを決めたらフォーカスリングやコントロールリングの機能割り当てを解除してリングを回してもフォーカスが動かないように設定することもできますが、まあちょっと面倒です(安定撮影の為にはやった方が良いかもですけど)。

 

このシリコンケーブルタイプだとケーブルの直径が2.5mmで、フォーカスリングの邪魔になりにくいんです。

また軽くて嵩張らないことも荷物の軽量小型化に貢献してくれています。

嵩張らないので僕はカメラアクセサリーポーチにはいつも入れています。

比較的安価

レンズヒーターも他のカメラアクセサリー同様値段がピンキリです。

高価なものだと1万円超えの商品もありますが、今回のAquilaレンズヒーターEHは3,000円台で購入できます。

その分、通電させたらじんわり温かくなる以外の機能はありませんが、個人的には十分なんじゃないかなと思います。

真冬のカナダで一晩中オーロラを狙うような撮影の仕方だと高機能な方がいいのかなあ。

温度調節ができない

高機能なレンズヒーターだと出力を高中低の3段階設定できたりします。不必要な高温にしなくていい場面でバッテリーの消費を抑えられるんですが、AquilaレンズヒーターEHにはそのような機能はありません。

ないんですが、あったら便利だなと思ったことが僕はないので特に不満には感じていませんね。

登山などでバッテリー容量が限られた状況だと安心ということはあるのかもしれません。

保温性は高くない

ベルトタイプのレンズヒーターのようにレンズ全体を覆ってくれるわけではないので、保温性というか強い風に吹かれ続けるとレンズの温度が上がりにくい傾向はありそうです。

一方で強い風が吹いているとレンズ面に付着しようとする水分も一緒に飛ばされてしまうので、結露させないという目的は果たせるのかなと思います。

手袋をした状態で巻きつけるのは難しい

ケーブルが細いので、厳冬期登山中に手袋をつけた状態でセッティングするのは難しいですね。

その場合はできれば素手の状態でレンズにレンズヒーターを付けておいて、撮影地ではモバイルバッテリーに繋ぐだけの状態にしておくと良いと思います。

撮影地は暗い場合がほとんどなので、急ぐときは僕も事前準備をしてからバッグにしまいます。

まとめ

余程過酷な状況下でなければ多くの場面で結露対策として有効なレンズヒーターです。

レンズ前玉だけの結露なら不織布で拭けば良いのですが、レンズ内部のガラス面に結露ができるとその場では対処できない上に、水垢が残ってしまうリスクもあります。

その場合はもうオーバーホールでしか清掃できないのでやはり結露は起こさない方がいいわけです。

春先の天の川撮影、夏の登山中のインターバル撮影、秋の雲海撮影に是非購入を検討してみてください。

 

では今日はこのあたりで。