NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1をレビューする技術

こんにちは、shuheiです。

今日はニコンから発表された新レンズ、NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1ニコンプラザ東京で触ってきたのでレビューします。

 

Z5IIのキットレンズはどれを選んだらいいのか、ちょっと迷っている方はぜひ最後までご覧になってください。

 

それでは本日もよろしくお願いします。

NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1

2026年1月21日予約開始の新標準レンズのスペックを確認してみましょう。

  • 定価:90,200円
  • 焦点距離24mm〜105mm
  • F値F4〜F40
  • サイズ:73.5×106.5mm
  • 重量:350g
  • フィルター径:67mm

今回新しくNikon Z5IIのキットレンズとして追加され、Z5IIのレンズキットは以下のラインナップとなりました。

  • Z5II 24-105 レンズキット - 321,200円
  • Z5II 24-50 レンズキット - 299,200円
  • Z5II 24-200 レンズキット - 358,600円

価格はいずれも直販価格なので、量販店や専門店で購入すればもう少し安くなったりポイントがついたりすると思います。

 

今回はZ5IIのキットレンズと比較できるよう、ずっと愛用しているNIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRと、現在の僕のメインレンズでS-LineのNIKKOR Z 24-120mm f/4 Sとの比較をしながら、どのZ5IIレンズキットを選んだら良いか、僕なりに考えてみます。

小型軽量な標準ズームレンズ

左からZ24-200Z24-105Z24-120

いや本当に24mmスタート多いな……好きだけど。

 

最も小さいのはZ24-105mmですね、やはりと言うべきか当然と言うべきか。

実物見ると比べるまでもなくZ24-105が一番小さいことがわかります。

 

また重量も350gで最軽量。Z24-200もZ24-120も500g超のレンズなので、Z24-105の軽さが引き立ちます。

というか、見た目以上に軽く感じます。

 

ここでサイズと重量の比較表を用意しました。

レンズ名 価格 質量 フィルターサイズ 寸法 (最大径x長さ)
Z24-105 ¥90,200 約350g 67mm 約73.5mm×106.5mm
Z24-200 ¥125,400 約570g 67mm 約76.5mm×114mm
Z24-120 ¥154,000 約630g 77mm 約84mm×118mm

数値上はそこまでインパクトのある差はないように感じますが、実際にカメラにつけてみると重心が後玉側にあるのかモーメントを感じにくく、数値以上に軽く感じます。

Z5II + Z24-105

Z5II + Z24-200

Z5II + Z24-120

カメラとの見た目の一体感もZ5II + Z24-105しっかり出ているように見えます。

描写面

ニコンプラザ内で撮影したデータの持ち帰りができたので、何枚か撮ってみました。

Z24-105mmは高品質なS-Lineレンズではないのですが、それでも十分な描写力があります。

Nikon Z6III, NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1, 1/250s, F4, ISO 400

広角端24mmでF4でもきちんと周辺まで写ってくれている、綺麗なレンズです。

Nikon Z6III, NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1, 1/250s, F7.1, ISO 400

望遠端、オートフォーカスも速い。

ですがやはり少し暗い印象はあります。ISOを上げて撮れば問題ないかなと思います。

使ったカメラは自分のZ6IIIだったんですけど、Z5IIの高感度耐性、暗所耐性なら全然上げて大丈夫ですね。

Nikon Z6III, NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1, 1/250s, F4, ISO 400

少し画像が小さいのでわかりにくいですが、右上のゴーストの出方も見てもらえるとわかりますが、全然強く出ないですね。そんなに強い光源じゃないからということもあるんですが。

Nikon Z6III, NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR, 1/250s, F4, ISO 400

ゴーストに限って言うとZ24-200の方が強いですね。

こっちの方がレンズコーティングしっかりしてるはずなんですが、レンズ面が汚れてたのかな。

スペックに現れにくいレンズの特徴

改めてNIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1の特徴を見ていきます。

良い点

  • 軽量コンパクトである
  • ちょうどいい焦点距離
  • ハーフマクロ

悪い点

  • 開放F値が少し暗い
  • 値段相応の作りのチープさ
  • フード別売り

軽量コンパクトである

最近このフレーズばかり使っているような気がしますが、実際にそう。

何度もお伝えしている通り、他のズームレンズと比べてサイズ感重量感ともに単体で実感できるレベルで軽く小さいレンズです。

ちょうどいい焦点距離

とはいえ、Z5IIにはNIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3というニコンフルサイズズームレンズの中で最も軽く小さいレンズが存在します。

重量は195g、長さ51mmとZ24-105の350g、106.5mmに比べ圧倒的です。

なのですが、さすがに焦点距離24mmから50mmはズームレンズとしては範囲が狭いと感じる場面も多いものです。

その点Z24-105mmは標準域から中望遠までカバーするとても使いやすいレンズです。

他社レンズラインナップを見ても24-105mmのレンズは使いやすくとても重要な位置付けになっていることが多いのも特徴です(他社24-105の実質的なライバルはZ24-120ではありますが……)。

ハーフマクロ

このレンズ最大の利点、それは最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロであることでしょう。

撮影倍率というのはカメラの画像センサーに対して、被写体がどれくらいの大きさで撮影できるかというものです。

 

普段僕らは170cmの人物を頭から足まで画角に入れて撮影していますが、センサー上では170cmの人を2cmくらいの大きさで写していることになります。

一方で1cm×1cmの被写体があったとして、センサー上でも1cmの大きさで写すことができれば「撮影倍率1倍」と言います。

ハーフマクロは最大撮影倍率0.5倍のレンズを指します。

 

ニコンのレンズで最大撮影倍率0.5倍以上になるのは以下の3本だけ。

  • NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7 - 0.67倍
  • NIKKOR Z MC 50mm f/2.8 - 1倍
  • NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S - 1倍

いずれもレンズ名にMCとついたマイクロレンズです。

匹敵するレンズですとNIKKOR Z 70-180mm f/2.8という高価な望遠大三元レンズで同様に0.5倍です。ただし望遠レンズなので非常に長く重たいレンズ。

Z24-105のような手軽なレンズで接写撮影ができるのは写真体験としてとても良さそう。

開放F値が少し暗い

105mmでF7.1は流石にちょっと暗いかなという印象です。

これは一般的に軽さや小ささとトレードオフの関係になるので、軽量コンパクトのメリットを享受するのなら致し方ない部分です。

納得いかない人はZ24-120がF4通しレンズなので、シンプルに選択肢が広がった形と言えると思います。

値段相応の作りのチープさ

やはりS-Lineのレンズと比較すると非金属のプラスチックマウントだったり、独立フォーカスリングやディスプレイが付いていないなど、値段相応の機能になっています。

ただ、個人的にはあまりデメリットに感じておらず、そのおかげで軽くなったり安くなるのなら歓迎したい気持ちです。

フード別売り

個人的に一番強く感じているデメリットがレンズフードが別売りなことです。

屋外で撮影することが多いのでレンズフードは余程のことがない限りつける為、レンズフードが別売りなのはあんまり理由がよくわからないです。

しかも別売りのレンズフードも4,400円とそんなに価格を下げる要因にはならないような気がするんですよね。

もしかしてあんまりレンズフードつけてる人多くないのかな?

総評 Z5II 24-105レンズキットを選ぶべき人は?

Z5IIにとって3セット目のキットレンズとなったNIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1は、フルサイズの大きいミラーレスカメラでも大きさや重量に遮られることなく手軽に持ち出しやすくなるキットレンズだと感じました。

Z24-50では焦点距離の幅に不安がある、かといってZ24-200ほど望遠域は使わない、距離の近い家族やカップル、少人数の友人と出かけるお供としてピッタリなキットレンズです。

重量や大きさを抑えたい登山にもおすすめできる組み合わせですね。

 

一方Z5II 24-200レンズキットは人物よりは動物や人工物といった距離の遠い被写体を狙うことが多い方にピッタリなレンズキットです。

本来200mmという望遠域は1kgを超えるような大きく重たいレンズで撮影するような焦点距離ですが、それを530gという軽さで実現できるのが最大のメリット。

一方で24mmというちょうどよい広角も使える文字通りの便利ズームレンズとしても利用できます。

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ただしいずれも十分な描写ではありますが、一定の暗さやボケ感が必要になるようならばNIKKOR Z 24-120mm f/4 Sがおすすめです。

他のレンズと比べるとわかりやすく大きく重たいですが、出てくる画のクオリティは比較すればわかるレベルで違うので、ぜひ量販店やカメラ専門店などで試してみてください。

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これでとうとう標準レンズが8本になってしまったニコン

そろそろ広角のラインナップも増やしてほしいな。16mm F1.8とかいかがですかね。

 

それでは今日はこの辺りで。