
こんにちは、shuheiです。
先日ニコンから新しい標準レンズNIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1が発売されました。
それに伴いNikon Z5IIのレンズキットも増え、現在は3つのレンズキットが用意されています。
- Nikon Z5II 24-50レンズキット - 299,200円
- Nikon Z5II 24-105レンズキット - 321,200円
- Nikon Z5II 24-200レンズキット - 358,600円
初めてのフルサイズミラーレス、どのレンズキットを選んだらいいの?とお悩みの方も多いのでは。
個人的には24-200レンズキットがイチオシなのですが、今回はZ5IIと組み合わせるレンズキットについて、それぞれの特徴を比較しながら、どんな人にどのレンズキットがオススメなのか考えていきます。
Z5IIについてはよかったら以下の記事を参考にしてみてください。
それでは本日もよろしくお願いします。
- 3つのキットレンズの比較
- NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3:軽量コンパクトを極めたい人に
- NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1:バランス重視派に
- NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR:便利ズームの決定版
- そこを期待するなら買わない方がいいよ
- 個人的なおすすめはZ24-200
3つのキットレンズの比較
まずは3つのレンズ単体のスペックを確認してみましょう。
| 項目 | Z24-50 | Z24-105 | Z24-200 |
|---|---|---|---|
| 価格 | 52,800円 | 92,000円 | 125,400円 |
| 質量 | 195g | 350g | 570g |
| サイズ | 約73.5mm×51mm (沈胴時) | 約73.5mm×106.5mm | 約76.5mm×114mm |
| フィルター径 | 52mm | 67mm | 67mm |
| 開放F値 | F4-6.3 | F4-7.1 | F4-6.3 |
| 最短撮影距離 | 0.35m | 0.2〜0.28m | 0.5〜0.7m |
| 最大撮影倍率 | 0.17倍 | 0.5倍 | 0.28倍 |
| 手ブレ補正 | なし | なし | あり |
焦点距離が異なるのは当たり前ですが、価格重量も顕著に現れています。
簡単に言えばレンズは重たくなればなるほど価格が高くなる傾向があり、Z24-200が最も重たく価格も高い、Z24-50が最も軽く価格が安いレンズです。
最後に発売となったZ24-105はそのちょうど中間に位置するレンズと言えますね。
NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3:軽量コンパクトを極めたい人に
このレンズはとにかく小さく軽い。
重量わずか195g、長さ51mmはニコンのフルサイズ用ズームレンズの中で最も軽く小さいレンズです。
そのかわり、焦点距離はやや狭めで、24mmから50mmと広角から標準までのカバーに限定されます。
この焦点距離は近年のスマートフォンのカメラで多く搭載されている焦点距離に近く、スマホで撮りなれている方がスムーズにミラーレスに移行できる焦点距離とも言えます。
一方で画角だけで言えばスマホでの撮影と差別化ができず、扱いが難しいとも言えるかもしれません。
- とにかく荷物を軽くしたいがフルサイズで撮影したい
- カメラを常に持ち歩きたい
- 旅行やスナップがメイン
- 標準域での撮影が中心
こんな方にはおすすめできるキットレンズです。
特に自然風景、都市風景の撮影を考えるならば、24mmから35mmがスイートスポットになることは多いです。
ストリートスナップだと35mmから50mmが活躍しやすい焦点距離な為、十分撮影を楽しめるレンズだと言えます。
NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1:バランス重視派に

24mmから105mmは先ほどのレンズよりもテレ端が長くなり、広角から望遠域までカバーする使いやすい焦点距離です。
数m先の木に咲いた花や公園の池にいる水鳥など、距離のある小さな被写体を少しだけクローズアップする撮影には非常に向いています。
しかしこのレンズの最大の特徴はハーフマクロであることです。
ニコンのZマウントレンズで最大撮影倍率0.5倍以上になるレンズはこのレンズを除くとマイクロレンズかNIKKOR Z 70-180mm f/2.8と非常に少ないのです。
最短撮影距離も20cmまで近寄ることができる為、テーブルの狭い都内のカフェでカップや料理を撮影する場面との相性はバッチリです。
- 広角から中望遠までカバーしたい
- 花や小物の撮影も楽しみたい
- 軽さと性能のバランスを重視したい
- 家族や少人数での撮影が多い
こんな方におすすめです。
一方で焦点距離105mm時の開放F値が7.1とやや暗めの印象です。
ただしZ5IIの高感度性能ならばISOを上げることで対処できる場面が多いはずです。
またレンズフードが別売り(4,400円)なのが少し残念なポイントです。別に買えばいいんですけど、なんで別売りなのかな。
NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR:便利ズームの決定版

24mmの広角から200mmの望遠までこのレンズ1本で撮影ができます。
登山時のようにレンズ交換したくない時に大活躍します。
僕も長年このレンズを愛用していますが、Z24-120を所有していても尚いまだに使用頻度の高いレンズです。
200mm付近を撮影できるレンズは意外と多くありません。また撮影できたとしても1kg2kgが当たり前な大型の望遠レンズを使用することになりますが、このレンズはわずか570g。3本のキットレンズの中では最も重たいレンズですが、200mmが撮れるレンズという意味では超軽量レンズと言えます。
動物園、水族館のイルカショー、突然現れた野生動物、運動会など望遠が必要になる場面は意外にも多く、その場面は突然やってくるものです。
特に旅行など望遠を使って撮影することがメインでない出先でも「もしかしたら必要になるかも?」という時にも気軽に持ち出せるのが最大のメリットです。
- レンズ交換の手間を減らしたい
- 望遠域での撮影機会がある
- とにかく1本でなんでも撮りたい
という方に非常に心強いレンズとなります。
一方でZ24-105とは正反対に最短撮影距離が長く、旅先で出番の多いテーブルフォトには非常に不向きです。
そこを期待するなら買わない方がいいよ
それぞれのレンズには得手不得手があります。
不得手の部分を求める方や期待する方は特にやめておいた方がいいというものを抜粋しました。
Z24-50
- Zマウントのレンズならではの繊細な描写を楽しみたい
- どんな撮影もこれ一本で対応したい
- フルサイズカメラ独特のボケのある印象的な写真を撮影したい
Z24-105
- Zマウントのレンズならではの繊細な描写を楽しみたい
- どんな被写体も撮り逃したくない
Z24-200
- Zマウントのレンズならではの繊細な描写を楽しみたい
- 旅先のカフェやレストランで料理を綺麗に残したい
まずどのレンズもS-Lineと比較すると描写は少しだけ甘い傾向にあります。
といっても不満を感じるというよりはS-Lineのレンズの描写が高すぎるので、最高峰のレンズと比較するといいことありませんよ、という話です。
Z24-50は一番安いレンズキットなので、初めてフルサイズカメラに参入するエントリー層が手を出しやすいのだと思うのですが、開放F値も高く焦点距離も短めなので、フルサイズならではのボケを活かした印象的な写真にはなりにくいんじゃないかなと思います(できないことはありませんがテクニックがいる)。
Z24-105は万能レンズですが、24-200と比較した時やはり望遠域が弱い傾向にあります。
旅先でパッと出てきた猫に逃げられないよう遠くから撮る、みたいなシチュエーションにはどうしても対応力で劣るのが仕方のないところかなと思います。
Z24-200はこの中では最も万能ですが、テーブルフォトの弱さが目に余る。
何事もバランスなので仕方のない一面もありますが、200mmもあるしハーフマクロみたいな撮影できるかなと期待していると大きく失望することになります。
個人的なおすすめはZ24-200

それでもやはり長く愛用しているZ24-200を贔屓してしまいます。
僕が今からZ5IIを買うのであれば間違いなく24-200レンズキットを選びます。
理由は他の2本では撮れない焦点距離がカバーされているいるから。
登山にサイクリングに国内旅行海外旅行全てで活躍できるレンズだと思っています。
迷ったら24-200レンズキットを買っておけば間違いないと思います。人気のあるレンズなのでリセールもそんなに悪くありません。
もし考え直すことがあるようならレンズだけ売って、別のレンズを中古で購入すればそんなに大きな損失にはならないと思います。
それでは今日はこの辺りで。