
こんにちは、shuheiです。
以前、Godox V1とTT685とX Proで2灯ライティングをする技術という記事でストロボ2灯の設定方法をまとめました。
今回はその続編として、実際に物撮りに挑戦してみました。
やってみて思ったのは以下のポイントを押さえることです。
- カメラはマニュアルモード + ISO感度は基準感度(100であることが多い)、SSは背景の明るさ調節のために、F値は被写体全てがフォーカスするように設定
- メインライトで光を当てて、影になっている箇所を持ち上げるようにフィルライトをセッティングする
- バランス調整は少しずつ
今回は撮影台とソフトボックスを使って、大手ECの商品写真撮影とまでは行かなくてもブログにアップしたりメルカリやヤフオクなどのネットフリマに出品する際にちゃんと撮った感が出るような撮影方法をまとめます。
それでは本日もよろしくお願いします。
使用機材
今回の物撮りで使用した機材はこちらです
- カメラ:Nikon Z6III
- レンズ:NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
- メインライトストロボ:Godox V1 N
- フィルライトストロボ:Godox TT685 N
- コマンダー:Godox X Pro
- ソフトボックス:Godox ソフトボックスL 80X80cmスピードライト用 + S2ブラケット
- ソフトボックス:Godox ソフトボックスM 60X60cmスピードライト用 + Sブラケット
- ライトスタンド:Amazonベーシックアルミ製ライトスタンド
- 撮影台:TUIYIDUO 60x100cm 折りたたみ式撮影台
カメラとレンズはいつもの。
ストロボのレビューや使い方はこちら。
セッティング手順
まずは撮影台の設置です。
今回はAmazonで購入した撮影台です。結構いろんなメーカーやお店から似たような商品があり、特に大差ないみたいです。
折りたたみ式の撮影台で枠に爪がありプラスチックの白ホリを引っ掛けて使います。
組み立ては5分くらい?ダンボールから出している時間の方が長いくらいです。
ソフトボックスを取り付ける
撮影台の対角に1本ずつライトスタンドを立てました。
そのライトスタンドにブラケットを取り付け、ソフトボックスをはめ込みます。
今回用意したのはGodoxの60×60と80×80の四角型ソフトボックス1つずつ。それぞれSブラケットとS2ブラケット付属のものです。
S2ブラケットはSブラケットの後継品ですが、正直何が進化したのかはあんまりわかっていません(TT685等を2つ装着した写真を見ましたが、あれ壊れないのかな)。
大型の物撮りでない限り80cmサイズのソフトボックスは正直不要かもしれません、大きすぎます。
離して使うほど十分な広さがある部屋かどうかも考慮してサイズ選びをしてもらえればいいのかなと思います。
今回メインライト(V1)側に80cmサイズを、フィルライト側(TT685)側に60cmサイズのソフトボックスを取り付けました。
ライティングの配置
今回の被写体はNIKKOR Z 50mm f/1.4、Zの50mmの単焦点レンズを撮影してみます。
物撮りライティングの基本は画角に対して左上からメインライトを入れることです。
そしてそのライトの光が届いていない影の部分の露出を持ち上げるようにフィルライトを配置します。
カメラの設定
露出の三要素である絞り、シャッタースピード、ISO感度はストロボ撮影とそれ以外で考え方が若干変わってきます。
通常は絞りでボケ、シャッタースピードでブレ、ISO感度で最終露出を調整するのが僕のやり方なのです。
ストロボ撮影の場合は、絞りでボケ量調整までは同じなのですが、ISOは基本100固定。シャッタースピードは環境光をどれくらい取り込むかを調節するのに使います。
ブレに関しては物撮りだと動くことがないのであまり気にすることはありませんが、例えば水面とか風に揺れる花などはストロボの発光速度でブレが決まるのでカメラ側で調整することはありません。
たまに手持ち撮影主体のポートレート撮影でストロボを使う方法などで、同調速度ギリのSS1/200秒にしておくと手ブレも抑えられます、といったことが書かれていることがありますが、前述の通りストロボの発光速度でブレが決まる為、カメラ側のシャッタースピードは関係ありません。
ストロボが当たらない箇所についてはブレがわかる場合がありますが、ポートレートの背景であればボケたりするのでほとんど影響ないはずです。
光量バランスの調整
まずはメインライトのみで撮影、次にフィルのみで撮影をし、光の当たり方を確認します。

そしてミックスしてみます。

シャッタースピードを変えると背景の明るさが変わったりするので色々と試したりできます。
レンズ右側の影がなく、フィルライトがかなり強いので、少し下げます。


TTLモードでメインを±0.0、フィルを-3.0に調整。
最終的に仕上がったのがこちら。

レンズフードの両端の輪郭が光で消えてしまっています。
本当はここで黒画用紙を持ってきて黒締めということをしてあげると良いのですが、商品撮影ではないので一旦これでいいということにしましょう。
反省点・次回やってみたいこと
さて、撮影を振り返ってみました。
ライトスタンドの調節幅が狭い
撮影台の高さが45cmほどなんですが、ライトスタンドの最低高が90cmほどであまり低く設定できません。
撮影台の高さをなんとかして嵩増しするか、もっと低くなるライトスタンドを購入するか。
とはいえ、ライトスタンドの最低高90cmはそんなに高いものでもなさそうなので、撮影台を持ち上げる方向で考えた方が良さそう。
同調速度
Godox V1でマニュアルモードフル発光にするとシャッターより先に光ってしまい、露光に間に合わないということがありました。
これはZ6IIIが悪いのか、V1が悪いのか、コマンダーのXProに原因があるのか、細かく原因を探っていないんですが、フル発光の時は気をつけた方が良さそうです。
シャッター速度も1/160sとかで同調速度内に設定してあったし(コマンダーが繋がっていると1/200sより速く設定できない)、よくわかりません。
TTLモードでは特に不具合が起きなかったのですがこれはTTLモードだからではなくフル発光ではなかったからだと思います。
一緒に使用していたTT685では発生しませんでした。
まとめ
ストロボ2灯 + ソフトボックスで物撮りをする際のポイントをまとめます。
カメラはマニュアルモード、ISOは常用最低感度(だいたいISO100)
シャッタースピードは環境光の取り込み具合を見て調整する
メインは左上45度から、フィルライトは反対側から当てる
光量比率は2:1から徐々に調整する
ストロボを使った物撮りは最初の設定が少し複雑ですが、いつでも同じコンディションの写真が撮れるようになると、その後の現像工程がとても楽になります。
とはいえ、僕も物撮りは始めたばかりなので、繰り返し訓練して勉強していこうと思います。
それでは今日はこの辺りで。