【やはりZ24-200?】NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRとNIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1どっちを選ぶべきか結論を出す技術

こんにちは、shuheiです。

 

2026年1月に、NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1が発売され、便利ズーム三兄弟が揃いました。

  • NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
  • NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
  • NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1

風景写真や山岳写真をメインに撮っている僕がこの中から1本おすすめするなら、予算にもよりますがNIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRを推します。

 

今回はZ5IIのキットレンズにもなっているZ24-105とZ24-200の比較をしつつ、どちらがどんな状況に向いているのか考えてみます。

 

それでは本日もよろしくお願いします。

NIKKOR Z 24-200mmとZ24-105mmの比較

2026年1月に発売されたNIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1。発売直後からZ24-200mmと迷っている方も多いのではないでしょうか。

どちらも24mmスタートの中望遠から望遠域をカバーする非S-Lineの標準便利ズームで、価格帯も非常に似ています。

 

まずはスペックから整理してみます。

項目 Z24-105 Z24-200
価格 92,000円 125,400円
質量 350g 570g
サイズ 約73.5mm×106.5mm 約76.5mm×114mm
フィルター径 67mm 67mm
開放F値 F4-7.1 F4-6.3
最短撮影距離 0.2〜0.28m 0.5〜0.7m
最大撮影倍率 0.5倍 0.28倍
手ブレ補正 なし あり

スペックから分かる部分の比較

望遠域105mmと200mmはどっち?

Nikon Z6, NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR, 1/250s, F6.3, ISO 100

一番わかりやすいのは焦点距離の違い、特に望遠側がどれくらい伸びるのかが大きく異なります。

水族館のイルカショーや動物は200mmくらいから非常に使いやすくなる

山岳写真で遠くの稜線や、同行者を少し離れた場所からバストアップで撮影する

このたまには望遠も使いたい、というニーズにZ24-200は非常に合致していると思います。

テーブルフォトや近接撮影が圧倒的に優里なZ24-105mm

Nikon Z6III, NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1, 1/250, F16, ISO 400

Z24-200mmの最大のウィークポイントは最短撮影距離の長さです。

広角24mm時で50cm、望遠200mm時で70cm以上被写体とカメラを離さないと被写体にピントが合いません。

旅行先のカフェやレストランで料理を撮影しようと思ったら、通常カメラとの距離ってせいぜい30〜40cm程度です。

 

一方Z24-105mmは24mm時で20cm、105mm時でも28cmという短さです。

テーブルフォトも花の接写撮影もお手のもの。

重量差220g

個人的にはこれくらいの重量差であればあんまり気にすることはないかなと思います。

撮りたい写真があるからカメラを持ち出すので、撮れないレンズを持っていく理由はないからです。

とはいえ、この2つのレンズで撮れるものはそんなに大きな違いはありません。

特に僕がよく撮影する風景写真では尚更です。

Z24-200mmはその焦点距離の長さで考えると破格の軽さと小ささのレンズです。Z70-200 f/2.8と比較すると同じ200mmでも大きさが全く違うことに驚くと思います。

ですが、Z24-105mmの軽さは前述の驚きを軽く上回ってきます。

旅先の取り回しのしやすさは撮影枚数に還元されるので、大きなアドバンテージと言えると思います。

レンズ内手ブレ補正の有無

Nikon Zfc, NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR, 1/60s, F9, ISO 100

2026年現在、ニコンから発売されている全てのフルサイズミラーレスカメラにはボディ内手ブレ補正がついているのでレンズ内手ブレ補正はAPS-C機につけることを想定した場合に必要になる機能です。

僕はZfcを持っていてごくたまにZ24-200mmをつける機会があるので、レンズ内手ブレ補正には助かっています。

スペックからは分かりにくい部分の比較

画質やレンズの作りの良さはあまり変わらない

右がZ24-105mm(左はZ24-120mm)

ニコンのZマウントレンズにはS-Lineという高い品質のレンズに付けられる称号がありますが、今回比較しているZ24-200とZ24-105は非S-Lineレンズです。

とはいえ品質が低いかというと全くそんなことはありません。

写りもよく、周辺減光も収差も少なく、逆光耐性も強いレンズです。

 

質感についてはZ24-105がカメラと接合する部分がプラスチックマウントを採用しています。

僕はその点全く気にしませんが、一部ネガティブに感じる方もいらっしゃるかもしれないです。

 

一応補足しておくとレンズマウント強度はプラスチックにしたからといって問題が起きるわけではありません。

そもそもレンズマウントはボディ側と比べレンズ側が強度低めに設計されています。強い負荷がかかった時にボディ側を守るためにレンズ側のマウントが壊れる設計思想だからだそうです。

ズームリング・フォーカスリングの回しやすさ

こちらも良好です。引っ掛かりを感じることはありませんでした。

価格をどこに使うか?

定価3万円、実売価格では2万円程度まで差が縮まり、わずかにZ24-105mmの方が購入しやすい金額になっています。

NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

  • 200mmまでの望遠が使える
  • レンズ内手ブレ補正がある
  • 近接撮影に難あり

NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1

  • 軽量小型である
  • 近接撮影(ハーフマクロ)が可能
  • 望遠が105mmまでとなる

2〜3万円の差額で望遠と軽さのどちらを選ぶか?という問いに答える格好となりそうです。

NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRを選ばない方がいい方

Nikon Z6, NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR, 1/100s, F9, ISO 100

それぞれのレンズでこれを期待して買うとガッカリするかも、というポイントをまとめました。

  • トラベルレンズとして期待しており旅先のカフェやレストランでの撮影を楽しみたい方
  • 毎日持ち歩いてスナップを楽しみたい方

やはり気軽に持ち歩けるとは言い難い大きさのレンズであること、テーブルフォトが非常にネックな点が以上のような撮影スタイルを期待していると運用が難しいレンズかなと思います。

NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1を選ばない方がいい方

Nikon Z6III, NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1, 1/1600s, F8, ISO 125
  • 105mmを超える望遠域を捨てられない
  • Z50IIやZfcなどのボディ内手ブレ補正がない機種でも使いたい

シンプルに望遠域をちゃんと使いたい方は24-200を選んだ方がいいと思います。

APS-C機に付けて換算157mmまで使えるならそれでも良かったんですが、手ブレ補正がないのでそれも使いにくい。

F値を大きくしてシャッタースピード抑えようにも、最小絞りがF7.1だとISOを上げるしか選択肢なくなっちゃいますからね。

まとめ

Nikon Z6III, NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1, 1/1600s, F8, ISO 125

標準域メインでちょっと望遠もあったら嬉しい、軽さ正義、料理の写真よく撮る、ならばNIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1を選んだ方が良さそうです。

反対に、望遠域の出番もそこそこある、APS-C機にも使いたい、という感じであればNIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRを選ぶといいと思います。

これくらいの価格差ならば価格差を意識してコスパを狙うよりも機能で選んだ方がいいんじゃないかなと思いますね。

 

僕は似たような焦点距離のZ24-120とZ24-200を所有していますが、望遠域の出番が思いの外多いのでZ24-200推しです。

ただ最近はあまり望遠域の出番も少ないので持ち出すのはZ24-120が多いですが、1本に絞れと言われたらやはりZ24-200を選ぶと思います。

それくらい僕にとって焦点距離のカバー力は優先度高いです。描写も非S-Lineだからといって悪いと感じたことはありません。

そのあたりはレビュー記事にいろいろ書いたので良かったら読んでみてください。

camelog.com

それでは今日はこの辺りで。